食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05510170149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非単調用量反応の生物学的妥当性及びリスク評価へのそれらの影響に関するEFSAの科学委員会の意見書草案を公表し、意見公募を開始 |
資料日付 | 2020年12月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月4日、非単調用量反応(non-monotonic dose response:NMDR)の生物学的妥当性及びリスク評価へのそれらの影響に関するEFSAの科学委員会の意見書草案(74ページ)を公表し、2021年2月4日を締切とする意見公募を開始した。概要は以下のとおり。 NMDRの概念は、有害影響はヒト及び動物に関して最大レベルに達するまで用量に伴い増加するという化学物質のリスク評価における重要な仮定に挑戦する。本科学的意見書草案はNMDRに関する更新、及び毒性学及びリスク評価における低用量に関する科学会議を含むEFSAによる以前の作業を補足する。 NMDRに関する意見書草案が述べていること。 ・化学物質のNMDRの統計学的分析に対しての判断基準(gold standard)はない。EFSAの専門家らは、異なる方法を検討し、方法の組合せが明白なNMDRの評価に望ましいと結論付けた。 ・いくつかの生物学的影響に関して、NMDRは明確に妥当性があり、これらの事例は現行のリスク評価の原則により十分に対応されている。 ・EFSAの科学者らはまた、分子レベルにおいて「明白な」NMDRを伴い、ヒトにおけるいくつかの有害影響を伴う可能性がある他の事例を見出した。 ・これらの事例を取り扱うためにEFSAの専門家らは方法を構築し、ケーススタディとして、食品接触材料に使用するビスフェノールA(BPA)、及びフタル酸ビス(2-エチルへキシル)(DEHP)に適用した。 EFSAの科学者らは、BPAに関してNMDRの兆候は見出されなかったが、DEHPに関してNMDRの生物学的妥当性の兆候があり、これについては将来の作業において更に調べることが望ましいと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-draft-efsa-scientific-committee-opinion-0 |