食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05500120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、いちご及び豆類中のクロラントラニリプロールに関するインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年11月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月16日、いちご及び豆類中のクロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)に関するインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書(2020年10月14日承認、30ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6300)を公表した。概要は以下のとおり。
 FMC Agro社は欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、管理当局の英国に対して、いちご及び豆類全体(beans、lentils、peas、lupins/lupini beans)中の有効成分クロラントラニリプロールに関するインポートトレランスを設定するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、豆類全体のMRL案を導出するのに十分であった。利用可能なデータは、いちごに関するインポートトレランスを導出するには十分ではなく、現行の欧州連合(EU)のMRLの改正は必要ではない。0.01mg/kgの定量限界(LOQ)で検討対象の作物中のクロラントラニリプロールの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 EFSAはリスク評価の結果に基づき、報告された農業生産工程管理に従ったクロラントラニリプロールの使用に起因する残留物の長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名      現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
いちご       1.00         利用可能な独立した残留物試験がないため、
                       インポートトレランスの設定には不十分である。   
豆類        0.01          0.3
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6300