食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05500060108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、エチレンオキシドの農薬登録の再評価についての意見募集を公表
資料日付 2020年11月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は11月19日、エチレンオキシドの農薬登録の再評価についての意見募集を公表した。概要は以下のとおり。
 エチレンオキシド(EtO)への取り組みは引き続きEPA全体の主要な優先事項である。EPAは、意見募集のためのリスク評価案を公表することにより、エチレンオキシドの農薬登録の再評価において次の段階に進んだ。EPAは、エチレンオキシドの毒性に関する入手可能な一連の情報を徹底的に再検討した結果、エチレンオキシドの使用に関連するリスクを軽減するために追加の手順が必要であると考えている。エチレンオキシドは、特定の医療機器及び香辛料を滅菌するために使用されている。
 滅菌剤は連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)の下で抗微生物農薬と見なされており、EPAは、エチレンオキシドの滅菌剤としての使用を規制している。 EPAは、15年毎に、登録再評価手続きを通じて、農薬の使用に関連するヒトの健康及び環境への様々な潜在的影響を評価している。 エチレンオキシドの登録再評価の一環として、EPAは、エチレンオキシドで燻蒸する施設における作業、エチレンオキシド施設の近隣地域での生活及びエチレンオキシドで処理された香辛料の摂取により生じる潜在的なヒトの健康リスクの評価を継続している。
 登録再評価のリスク評価案では、職場における又は屋外の空気を介したエチレンオキシドへの長期間の慢性ばく露によって、がんになるリスクに影響を与える可能性のあるエチレンオキシドを、起こり得るレベルで広範囲にとらえた複合分析を提示している。 EPAは、エチレンオキシドの毒性に関する入手可能な全ての情報に基づいて、エチレンオキシドを何十年にもわたって吸入した場合、がんのリスクが懸念される可能性があることを見出した。したがって、作業者及び周辺地域の健康を守るために、追加の緩和策が必要である。 FIFRA手続きの次の段階は、暫定決定案を発行することである。これは、懸念される全ての潜在的なリスクに対処するための、潜在的リスク管理オプションを概説するために使用される。
 エチレンオキシドは、米国において毎年全ての滅菌医療機器の50%で使用されている農薬である。また、米国において香辛料の約30%にも使用されている。
 意見募集は官報公表後60日間である。
 関連文書は以下のURLから、docket番号「EPA-HQ-OPP-2013-0244」を検索して入手可能。
https://www.regulations.gov/
 「エチレンオキシド ヒトの健康及び生態学的リスク評価案」(60ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://downloads.regulations.gov/EPA-HQ-OPP-2013-0244-0023/content.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/newsreleases/epa-continues-action-address-ethylene-oxide