食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05480460184 |
タイトル | ノルウェー食品安全庁(NFSA)、食品サプリメントにおけるD-リボースに関する最新のリスク評価を公表 |
資料日付 | 2020年10月6日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | ノルウェー食品安全庁(NFSA)は10月6日、食品サプリメントにおけるD-リボースに関する最新のリスク評価を公表した。概要は以下のとおり。 1.背景 本リスク評価は、ノルウェー食品及び環境に関する科学委員会(VKM)が行ったもので、2016年に公表されたリスク評価の内容が更新された。 食品サプリメント中のD-リボースに関するリスク評価は、食品サプリメントを含む食品中の特定の「その他の物質」に関する新たな規制をノルウェー国内レベルで導入することに関連して、VKMがNFSAの委託により行う44のリスク評価のうちの一つである。 2.本文「サマリー」より抜粋 NFSAはVKMに、小児(10~14歳未満)、青年(14~18歳未満)、及び、成人(18歳以上)の各年齢層を対象に、2016年に公表した、食品サプリメントに含有される3 ,100mg/日及び6 ,200mg/日のD-リボースの摂取量(dose)に関してリスク評価を求めた。 2016年のリスク評価では、ヒトでの試験に基づき、20 ,000mg/日のD-リボースの摂取量(体重70㎏の成人において286mg/kg体重/日に相当)がPoint of Departure(POD)として特定された。ただし、この値は健康上の指標値としては考慮されなかった。新たなリスク評価において、ヒトにおけるD-リボースに関する追加試験1件が考慮されている(Thompson et al. , 2014)。当該試験に基づきPODが変更され、D-リボースの1日当たりの摂取量を3 ,100mg又は6 ,200㎎とした場合のリスクに関して評価見直しが行われた。 当該研究では、10 ,000mgのD-リボースを単回摂取した後に、体重53kgの成人女性において一過性の症候性低血糖が報告された。5 ,000mgの単回摂取では何の影響も見られなかった。新たなPODは、総摂取量として10 ,000mg/日(単回摂取量は最大5 ,000mg、摂取間隔は最短5時間)である。 小児及び青年を対象としたヒト試験は特定されなかった。リスクの判定においては、成人における許容量と同様、小児及び青年における許容量も体重に基づき推定が行われた。 リスクの判定には、単回摂取のPOD値とばく露量の比率に基づく、ばく露マージン(MOE)が使われた。1日当たりの単回摂取量を3 ,100mgとした場合のMOEは、小児、青年及び成人において、それぞれ1.0、1.4及び1.6であった。1日当たりの単回摂取量を6 ,200mgとした場合のMOEは、小児、青年及び成人においてそれぞれ0.5、0.7及び0.8であった。 D-リボースの単回摂取量を6 ,200mg/日とした場合のMOEは、小児、青年及び成人においていずれも1.0を下回っていたことから、低血糖症が生じるリスクがある。したがって、食品サプリメントを介したD-リボースの1日当たりの単回摂取量6 ,200㎎は、これらの年齢集団において有害な健康影響となる可能性がある。 「D-リボースに関するリスク評価(改訂版)(英語、24ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.mattilsynet.no/mat_og_vann/spesialmat_og_kosttilskudd/kosttilskudd/dribose_revised_risk_assessment_06102020.40595/binary/D-ribose%20Revised%20risk%20assessment%2006.10.2020 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ノルウェー |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | ノルウェー食品安全庁(NFSA) |
URL | https://www.mattilsynet.no/mat_og_vann/spesialmat_og_kosttilskudd/kosttilskudd/reviderte_risikovurdering_av_dribose_i_kosttilskudd.40594 |