食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05460250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分フルミオキサジンの農薬リスク評価の新たなピアレビューの結論を公表
資料日付 2020年9月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月29日、有効成分フルミオキサジン(flumioxazin)の農薬リスク評価の新たなピアレビューの結論(2020年9月7日承認、22ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6246)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会規則(EU) No 1141/2010(欧州委員会施行規則(EU) No 380/2013により改正)は、欧州理事会指令91/414/EEC付属書Iにおける有効成分の認可更新に関する手続きを規定し、これらの成分のリストを設定している。フルミオキサジンは当該規則リストの有効成分である。
 欧州連合(EU)の報告担当加盟国(RMS)は、更新評価報告書(RAR)においてフルミオキサジンに関する最初の評価をEFSAに提出した。2013年3月、ピアレビューが開始され、加盟国、申請者(Sumitomo Chemical Agro Europe社)の意見が求められた。
 EFSAは哺乳類毒性、残留物及び生態毒性の領域の専門家協議を実施し、フルミオキサジンが欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第4条で規定される条件を満たすことが考えられるかの結論を出すことが求められた。本報告書の結論は、申請者が提案した冬小麦及びひまわり(発芽前及び発芽後)への除草剤としてのフルミオキサジンの代表的な用途の評価に基づく。
 フルミオキサジンの特定、物理的/化学的/技術的特性及び分析法の領域において、地表水中の代謝物に関する分析法、及び酸性マトリクス用QuEChERS法に関して独立した研究所による妥当性確認について、データギャップが特定された。
 哺乳類毒性の領域において、いくつかのデータギャップ、最終化できない問題及び重要な懸念領域が特定された。毒性試験がフルミオキサジン及び関連する不純物の技術的仕様を代表しているかに対応するための情報が不十分であり、重要な懸念領域に繋がっている。不純物の毒性学的関連性を評価するのに十分な情報が利用できなかった。
 残留物及び消費者の安全性に関して、重要な懸念領域は特定されなかったが、EU南部におけるひまわり中の残留物試験、及び輪作作物中の残留物の可能性に関してデータギャップが特定された。
 利用可能な情報では、フルミオキサジン又はその代謝物の残留物への環境ばく露に関して重要な懸念領域は特定されなかった。しかしながら、データセットを完了し、利用可能な試験の制約を克服するために、土壌におけるフルミオキサジンの吸着データ試験が追加で必要である。
 生態毒性に関していくつかのデータギャップが特定された。データセットが不十分であったため、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009付属書IIの3.6.5及び3.8.2に規定されるエストロゲン(estrogen)、アンドロゲン(androgen)、甲状腺(thyroid)及びステロイド産生(steroidogenic)(EATS)の様相を通したヒト及び標的外の生物に関する内分泌かく乱の基準に関する結論は出せなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6246