食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420190305
タイトル 欧州連合(EU)、有効成分ピリプロキシフェンの認可更新を公表
資料日付 2020年7月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は7月6日、有効成分ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)の認可更新を官報(PDF版5ページ)で公表した。
 委員会指令 2008/69/ECは有効成分としてピリプロキシフェンを理事会指令91/414/EEC付属書Iに収載した。理事会指令91/414/EEC付属書Iに収載される有効成分は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に基づき認可されたと見なされ、委員会施行規則(EU) No 540/2011付属書A編のリストに記載される。ピリプロキシフェンの認可は2020年12月31日に失効する。
 ピリプロキシフェンの認可更新の申請書が提出された。報告担当加盟国(訳注:オランダ)により更新評価報告書が作成され、欧州食品安全機関(EFSA)、申請者及びEU加盟国の間での協議、意見公募が実施された。
 欧州委員会規則(EU) 2018/605により導入された内分泌かく乱特性を特定するための基準に関して、EFSAの結論はピリプロキシフェンが内分泌かく乱物質ではないことを示す。
 ピリプロキシフェンを含有する少なくとも1つの植物保護製剤の1件以上の代表的用途に関して、規則(EC) No 1107/2009第4条で規定される認可基準が満たされていることが証明された。
 ピリプロキシフェンの認可更新のためのリスク評価は限られた件数の代表的用途に基づいているが、同物質を含有する植物保護製剤が認可される可能性のある用途を制限していない。したがって、ピリプロキシフェンの認可を更新することが適切である。
 しかしながら、規則(EC) No 1107/2009第6条及び第14条第1項の規定に従って、及び現行の科学的及び技術的知識の観点から、特定の条件(※訳注)を付すことが必要である。
以上の経過及び観点から、欧州委員会施行規則(EU)2020/968を採択する。
第1条 有効成分ピリプロキシフェンの認可を当該規則付属書Iの規定に従って更新する。
第2条 委員会施行規則(EU) No 540/2011付属書を当該規則付属書IIの規定に従って改正する。
(※訳注)特定の条件(抜粋)
・EU加盟国は、ピリプロキシフェンの残留物に対する消費者の食事性ばく露量、底泥に生息する生物及び水生生物の保護、ハチ類の保護に特別の注意を払う。
・地表水が飲用に取水される場合、水処理工程が地表水及び地下水中に存在する残留物の性質に及ぼす影響に関する補強情報を当該規則公布後2年以内に欧州委員会、EU加盟国及びEFSAに提出する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32020R0968&from=EN