食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420060295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第89回会合のサマリーレポートを公表
資料日付 2020年7月10日
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概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は7月10日、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第89回会合のサマリーレポートを公表した。概要は以下のとおり。
 同会合は、当初2020年6月2~11日に、WHO本部(ジュネーブ)で開催予定であった。しかし、COVID-19感染拡大の影響化下、多くの国で渡航制限及びロックダウンが行われたことを理由に、予定された日程での開催はできなかった。同会合は、ビデオ会議形式で2020年6月1~12日に開催された。
 ADIの設定において考慮されたデータを取りまとめた毒性学的モノグラフはWHO食品添加物シリーズNo.80に、また、残留基準値(MRL)の推奨において考慮されたデータを取りまとめたモノグラフはFAO JECFAモノグラフNo.25に公表される予定である。
 以下、総論より抜粋。
1.用量反応評価及び健康影響に基づく指標値導出に関するガイダンスの更新(環境保健クライテリア:EHC 240、第5章)
 直近(2019年6月)の更新内容の素案に関して意見募集が行われた(2019年12月)。寄せられた意見の多くに関して検討が終了しており、改正作業の完了は近い。
2.酵素製剤の評価に関するガイダンスの更新(改正EHC 240、第9章(9.1.4.2))
 複数の資料及び定義が変更され、その後意見募集が行われた(2019年)。寄せられた意見に関して評価が行われ、該当する章の本文が必要に応じて再編集された。
 また、作業部会からの一連の助言を受け、以下を含む合意に至った。
・JECFAは、「食品用酵素の安全な産生株」及び「安全と推定される子孫株」に関する提案された定義を採択し、編集上の微修正を行った。
・JECFAは、EHC 240の酵素に関する章(第9章(9.1.4.2))の改正案を採択した。改正案には、酵素の分類及び定義の見直しが含まれる。Class Iのiii及びClass IIの酵素に関する本文が、「許容一日摂取量(ADI)が設定される可能性がある」に修正された。
3.食品中の化学物質の遺伝毒性に関する評価ガイダンスの更新
 EHC240第5章(4.5)に関する素案に関して意見募集が行われた(2019年)。寄せられた意見の多くに関して検討が終了しており、改正作業の完了は近い。
4.Aspergillus oryzae
, var.に由来するリパーゼに関するADIの取り下げ
 A.orizae
, var.に由来するリパーゼの規格が第55回会合で取り下げられたが、取り下げによるADIへの影響については取り上げられなかった。本会合では、A.orizae
, var.に由来するリパーゼに対するADI「指定なし」の取り下げを決定した。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/foodsafety/areas_work/chemical-risks/Summary_report_WHO_Clean_July.pdf?ua=1