食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05410400149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏、採卵鶏などに使用する飼料添加物としてのAxtra(登録商標)XAP 104 TPT (エンド‐1 ,4‐キシラナーゼ、プロテアーゼ及びα-アミラーゼを含有する)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2020年6月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月29日、肉用鶏、採卵鶏及びマイナー種の家きんに使用する飼料添加物としてのAxtra(登録商標)XAP 104 TPT (エンド‐1 ,4‐キシラナーゼ、プロテアーゼ及びα-アミラーゼを含有する)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2020年5月25日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 当該添加物は、畜産飼料添加物(zootechnical feed additive)(消化促進剤)として家きん種に使用することを意図している。当該添加物が含有する3種類の酵素(エンド‐1 ,4‐βーキシラナーゼ、プロテアーゼ及びα-アミラーゼ)は、それぞれ異なる遺伝子組換え(GM)株から生産される。最終製品からは、プロテアーゼ及びアミラーゼを産生する菌株の生細胞もその組換えDNAも検出されなかった。データが不十分であることから、キシラナーゼを産生する菌株の生細胞の存在に関しては不確実性が残る。 これら3種類の発酵生産物を用いて行われた遺伝毒性及び亜慢性経口毒性試験から得られた結果からは、当該添加物の配合及び製造に使用されるこれらの発酵生産物を原因とする懸念は示されなった。しかし、キシラナーゼを使った試験に用いられたテスト項目が適切であったかに関しては不確実性が残る。したがって、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、Axtra XAP 104 TPTの潜在的な毒性に関しては結論を出す状況になかった。故に、対象動物種、消費者及び使用者に対する同添加物の安全性に関して結論付けることはできなかった。また、当該添加物中の産生株1株の生細胞の存在に関して不確実性があることから、同パネルは、環境に対する安全性に関して結論付けることはできなかった。 Axtra XAP 104 TPTは、肉用鶏、採卵用に飼養される鶏(採卵鶏ひな)及びマイナー種の家きん(採卵時点まで)に対し、2 ,000キシラナーゼ単位/kg飼料、200アミラーゼ単位/kg飼料及び4 ,000プロテアーゼ単位/kg飼料で有効であると結論付けられた。採卵鶏に対する有効性に関しては、十分なデータがないことから結論付けることはできなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6165 |