食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05400420149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、畜産飼料添加物(zootechnical feed additive)として肉用豚に使用するSTABILFLOR(登録商標)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2020年6月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月8日、畜産飼料添加物(zootechnical feed additive)として肉用豚に使用するSTABILFLOR(登録商標)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2020年5月7日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 豚に使用する畜産添加物(zootechnical additive)であるSTABILFLOR(チコリーパルプ上で乾燥させたエチレンジアミン四酢酸亜鉛(Zn-EDTA)及びエチレンジアミン四酢酸銅(Cu-EDTA)に酸化亜鉛及び酸化銅を補給したものを含有する)は、最小用量及び最大用量をそれぞれ500及び1 ,000mg/kg完全配合飼料として肉用豚に使用することを意図している。 適切なデータがないことから、当該製品の肉用豚に対する安全性に関して結論付けることはできなかった。STABILFLORは、提案されている用量で、腸内細菌叢において抗菌作用が働く場合がある。 当該添加物を使用した結果、可食組織におけるZn-EDTA、Cu-EDTA又はEDTAの残留はなく、組織中に含まれる亜鉛及び銅の総量の増加も生じなかった。Zn-EDTA及びCu-EDTAには潜在的な遺伝毒性はなかった。 STABILFLORは、1 ,000mg/kg完全配合飼料で豚に使用する場合、消費者の安全性へのどのような懸念ともならない。 環境への安全性に関しては、陸生区画への影響は予見されなかった。Zn-EDTAがもたらす地下水に対するリスクが指摘された。データがないことから、水生区画に対するリスクについては評価を行うことはできなかった。 STABILFLORを1 ,000mg/kg完全配合飼料で肉用豚に使用した場合の肯定的な効果を示した有効性試験は1件のみであった。当該添加物の有効性に関して結論付けることはできなかった。最小用量である500mg/kg完全配合飼料での試験は行われていなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6145 |