食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05400410149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用豚に使用するDSP(登録商標)(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水和物、ヨーロッパグリ(Castanea sativa)の高タンニン抽出物、タイム油及びオレガノ油を含有する)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年6月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)   欧州食品安全機関(EFSA)は6月10日、肉用豚に使用するDSP(登録商標)(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水和物(Na2EDTA)、ヨーロッパグリ(Castanea sativa)の高タンニン抽出物、タイム油及びオレガノ油を含有する)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2020年5月25日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該添加物は、畜産飼料添加物(zootechnical feed additive)として肉用豚に使用することを意図している。 
 当該添加物に関し2016年に公表された意見書では、一部の評価について結論に至っていなかった。本意見書は、申請者が提出した追加情報に基づき、当該飼料添加物の環境に対する安全性及び有効性に関して結論付けるものである。
 環境への安全性に関しては、水生生物に対するリスク比(予測環境中濃度(Predicted Environmental Concentration:PEC)/予測無影響濃度(Predicted No-Effect Concentration:PNEC))が1未満であったことから、DSPは水生区画への懸念とはならないことが示された。陸生生物に関する毒性データは提出されなかったことから、DSPの陸生区画に対する安全性に関しては、地下水の汚染リスク同様、結論に至ることはできなかった。
 肉用豚での3件の試験では、最終体重及び1日当たりの平均体重増加量が向上し、飼料効率が改善された。これらの結果に基づき、DSPは肉用豚において畜産添加物として有効となる可能性があると結論付けられた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6163