食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05400200149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分Akanthomyces muscarius Ve6株(旧Lecanicillium muscariumVe6株)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2020年6月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月18日、有効成分Akanthomyces muscarius Ve6株(旧Lecanicillium muscariumVe6株)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2020年3月31日承認、17ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6121)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU) No 2018/1659にて改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条の規定に基づき提出された有効成分の認可更新に関する手続きを規定する。これらの有効成分のリストは、欧州委員会施行規則(EU) No 686/2012(施行規則(EU) 2016/183にて改正)において設定されている。Lecanicillium muscariumVe6株は施行規則(EU) 2016/183においてリストに記載された物質の一つであり、Akanthomyces muscarius Ve6株に名称変更された。 欧州連合(EU)レベルで提案された可食及び非可食の皮付きのうり科の結実野菜、なす科の結実野菜、いちご等への殺虫剤としての代表的な用途に従ったAkanthomyces muscarius Ve6株の用途は、標的生物に対する十分な殺虫剤としての有効性がある。 哺乳類毒性の項では、微生物本体に関してデータギャップは特定されなかった。評価対象の株は調製品中及び施用後でもデストラキシン(destruxin)を産生しないことが示された。しかしそのような情報は、Akanthomyces muscarius Ve6株が産生する可能性がある他の代謝物に関して検索することができなかった。これらの二次代謝産物が調製品又は施用後に産生された場合、これらの物質の毒性に関する情報に関してデータギャップが特定された。 利用可能な情報に基づき、生存可能な残留物(胞子及び菌糸体)へのヒトのばく露が起こる可能性は排除できない。しかしながらこれは、残留する胞子及び細胞は有害な健康影響を及ぼさないという情報に基づき許容可能と考えられる。産生される可能性がある未確認の二次代謝産物の毒性に関するデータギャップが特定され、その結果消費者へのそれらの物質の関連性が評価できない。 提出された情報及びエビデンスは、 土壌中及び地表水中のAkanthomyces muscarius Ve6株の競争力、難分解性及び増殖の可能性に関して結論付けるには不十分である。 常設の温室における代表的な用途に関して、水生生物における感染性及び病原性の可能性の評価が最終化できなかった。大型のトンネル状のハウスにおけるいちごへの代表的な用途に関して、水生生物、ハチ類、標的外の節足動物に関する感染性及び病原性の可能性の評価、及び土壌の微生物群の評価が最終化できなかった。環境中に産生される二次代謝産物の特定が最終化されなかったため、その代謝物に起因する標的外生物へのリスクも最終化できなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6121 |