食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05400170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、種子及び果実の香辛料中のラムダシハロトリンに関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年6月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月18日、種子及び果実の香辛料中のラムダシハロトリン(lambda‐cyhalothrin)に関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2020年3月31日承認、28ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6110)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、申請者のSyngenta Agro社は種子及び果実の香辛料中のラムダシハロトリンに関する現行のMRLを改正するために、ドイツの管理当局に対して申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、種子及び果実の香辛料中のMRL案を導出するのに十分であった。殺菌条件において産生され、MRLのレビューの枠組みにおいて特定された分解産物の毒性に関連する全般的なデータギャップがまだ対応されていないため、MRL規則の制定にこのMRL案を使用することが適切かリスク管理機関の判断を要する。
 検討対象の作物中のラムダシハロトリンの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 EFSAはリスク評価の結果に基づき、報告された農業生産管理に従った香辛料へのラムダシハロトリンの使用に由来する残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。しかしながら消費者のばく露量の算出は、殺菌条件において産生される化合物の毒性学的評価が出るまで暫定的と考える。
EFSAのMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品目          現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
種子の香辛料       0.01           0.3
果実の香辛料       0.03           0.3

 
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6110