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資料管理ID syu05380230294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/2/28~2020/5/8)を公表
資料日付 2020年5月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は5月11日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/2/28~2020/5/8)を公表した(3ページ)。概要は以下のとおり。
1. 新たな感染:前回の更新以降、鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスの新たな感染者2人が報告された。
2. リスク評価:現在知られているヒトと動物間のインフルエンザウイルスによる、全体的な公衆衛生上のリスクは変化しておらず、これらのウイルスのヒトからヒトへの持続的な感染の可能性は低いままである。これらのウイルスが動物の間で循環し続けている場所では、ヒトと動物間で動物由来ウイルスのヒトへの更なる感染が予想される。
3. 鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況:
 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なA(H5)ウイルスの亜型が引き続き検出されている。
4. 鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況:
 直近の数か月間、動物におけるA(H7N9) ウイルスの検出に関して、中国動物衛生当局や他の国から公表されている報告はない。
 全体として、リスク評価に変更はない。
5. 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況:
 前回2月28日の更新以降、新たに2人のA(H9N2)ウイルス感染の検査確定ヒト症例が中国から報告された。
 1人目の患者は2020年3月30日にWHOに報告された、広東省から3月22日に発症した3歳の女児である。当該患者は軽症で発症前に家きんへの環境ばく露歴があった。
 2人目の患者は5月1日にWHOに報告された、4月20日に発症した湖南省の5歳の女児である。当該患者は軽症であったが、4月25日に隔離のために入院し、4月30日に退院した。当該患者は食鳥処理された家きんへのばく露歴があり、その家きんは生きた鳥を扱う市場から自宅へ持ち帰ったものであった。
 両患者共にインフルエンザ様疾患(ILI)の調査で検出され、回復した。接触者の間に更なる症例は検出されていない。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_08_05_2020.pdf