食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05340090149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えPseudomonas fluorescens BD15754株由来の食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2020年3月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月5日、遺伝子組換えPseudomonas fluorescens BD15754株由来の食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素は、生産に使用した菌株も組換えDNAも含まない。当該α-アミラーゼは、蒸留アルコール製造及び異性化液糖製造のでん粉工程で使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留物は、蒸留及び異性化糖液製造時の精製段階により除去されるので、したがって、摂食由来のばく露量は算出しなかった。 遺伝毒性試験において、安全性の懸念を引き起こさない。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が試験における最大用量の887mgTOS/kg体重/日であると特定した。 既知のアレルゲンとのアミノ酸配列の類似性を調べ、合致するものは見出されなかった。CEPパネルは、意図した使用条件下で、摂食由来のばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。 しかしながら、当該食品用酵素は、結果として耐性を促すリスクを伴うヒトの医療にとって非常に重要な抗菌性物質の残存量を含んでいる。したがって、CEPパネルは、遺伝子組換えPseudomonas fluorescens BD15754株由来の食品用酵素α-アミラーゼを安全と見なすことはできないと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6043 |