食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05290390149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2019年8月~11月の鳥インフルエンザに関する調査報告書を公表 |
資料日付 | 2019年12月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は12月20日、2019年8月~11月の鳥インフルエンザに関する調査報告書(27ページ、2019年12月17日承認)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州では、2019年8月16日から11月15日までの間に、フランスの家きんで1件の低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)A(H5)の集団感染が報告された。遺伝学的特性評価によって、同ウイルスはユーラシア大陸のLPAIウイルスとクラスタを形成することが明らかにされた。 本報告書の期間中、欧州において鳥類の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)集団感染の届け出はなかった。HPAI A(H5N6)ウイルスがナイジェリアの鶏で確認され、これは同ウイルス株のアフリカ大陸からの初めての報告である。本報告書の期間中のアジア及びアフリカにおけるHPAI集団感染報告数は過去の報告期間と比べより少なかった。台湾におけるHPAI A(H5N2)の長期に渡る流行を除けば、HPAIの集団感染の報告は、ネパール、南アフリカ及び台湾からの飼育鳥類の6件のみであった。更に、世界的にも本報告書期間中において野鳥からのHPAI検出の報告はなかった。 例え欧州において野鳥から家きん施設へのHPAIの侵入リスクは低いと現在評価されていても、受動的監視活動を維持することは重要である。どのようなHPAIウイルスの侵入をも素早く検出し警告を発するために、改定された対象種リストにある野鳥種に重点を置くべきである。ここ数ヶ月間、鳥インフルエンザ集団感染数は減少しているが、家きん施設において高基準のバイオセキュリティを保ち、高い警戒レベルを維持することが重要である。 欧州において、野鳥又は家きんの集団感染で検出されたHPAIウイルスによるヒトへの感染は報告されていない。欧州の一般大衆への人獣共通感染リスクは非常に低いと考えられる。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2019.5988 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5988 |