食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05290030105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品中のパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関する質問と回答(Q&A)を公表(2/2)
資料日付 2019年12月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 米国食品医薬品庁(FDA)は12月20日、食品中のパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関する質問と回答(Q&A)を公表した。概要は以下のとおり。(2/2)
6. FDAは一般的な食料供給におけるPFASの存在をどのように推定しているか。
 FDAが一般的な食品供給におけるPFASの存在を理解するために現在分析している食品検体は、トータルダイエットスタディ(TDS)のために収集された食品の一部である。食品中のPFASの初期検査の結果を使用して、FDAが今後食品中のPFASをどのように監視するかを決定する予定である。
7. 食品中のPFAS検査でこれまでに示されたことは何か。
 2019年12月の時点で、FDAは、一般的な食品中と環境汚染のある特定の地域の食品中にある特定のPFASを測定するために設計された8つの調査を実施した。全体として、特定のPFASが検出可能なレベルである食品はほとんどないことが確認された。 一般的に供給されている食品の一部についての最近の調査において、第一回検査の結果は、91の食品のうち、2検体(七面鳥挽肉及びティラピア)にパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)と呼ばれるPFASの一種が検出可能なレベルで存在することが示された。2回目の検査では88種類の食品が含まれ、1検体(ティラピア)に同じタイプのPFASが検出可能なレベルで含まれていることが示された。これらの検体で測定されたPFOSレベルは非常に低く、おそらく健康上の懸念はない。
8. 結果は、ティラピアや他の魚介類を避けるべきだということか。
 現在、消費者がティラピアや魚介類を含む特定の食品を避けるよう推奨することを裏付ける科学的エビデンスはない。他の種類の魚介類は限定的な検査に含まれていたが、検出可能なレベルのPFASは確認されなかった。健康的な食事パターンの一部として、魚類やその他のタンパク質が豊富な食品には、子供及び大人に健康上の利点をもたらす栄養素が含まれている。趣味の釣りで獲る魚類については、釣りをする特定の地域の州の魚類喫食勧告を確認することを勧める。局所汚染が発生している特定の水域からの特定の魚種の推奨喫食率を提供する釣り勧告が存在する場合がある。
9. FDAでは、なぜ焦げ付き防止の鍋等の食品接触面にPFASの使用を許可しているのか。
(略)
10. 洗浄あるいは加熱調理によって食品からPFASを除去できるか。
 できない。しかし、一般的な食料供給由来の食品で確認されたPFASのレベルは非常に低く、現在入手可能な最良の科学に基づいて、FDAはこれらがヒトのヒトの健康に懸念があると認めてはいない。
・PFASに関する検査結果等の詳細情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/food/chemicals/and-polyfluoroalkyl-substances-pfas 
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.fda.gov/food/chemicals/questions-and-answers-and-polyfluoroalkyl-substances-pfas-food