食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270380104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、鹿慢性消耗病(CWD)の発生に関する情報を更新
資料日付 2019年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月15日、鹿慢性消耗病(CWD)の発生に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。
 2019年11月現在、米国本土の少なくとも24州及びカナダの2州において、野生(free-range)のシカ、アメリカアカシカ(elk)及び/又はヘラジカ(moose)でのCWDが報告されている。更に、ノルウェー、フィンランド及びスウェーデンではトナカイ及び/又はヘラジカでのCWDが報告されており、韓国では少数の輸入症例が報告されている。当該疾病は、農場で飼育されたシカ及びアメリカアカシカでも見つかっている。
 全国的にみれば、野生(free-range)のシカ及びアメリカアカシカでの全体的なCWD発生率は比較的低い。しかし、疾病が発生しているいくつかの地域では、感染率はおそらく10%(10頭中1頭)を超え、局所的には25%(4頭中1頭)よりも高い感染率が報告されている。一部の捕獲飼育(captive)シカでの感染率はより高く、少なくとも1つの捕獲飼育シカ群で感染率が79%(5頭中4頭に近い)であったことが報告されている。
 2019年11月時点で、米国24州の281郡から、野生(free-range)のシカ科動物でのCWDが報告されている。
訳注1:捕獲飼育(captive)シカとは、野生のシカを捕獲し、その後柵で囲った広い区域で飼育されているシカ。野生(free-range)シカとは、移動を制限するような柵がない地域で生息している野生のシカ。
訳注2:前回更新時(2019年8月)からの変更内容は、発生が報告された米国内の郡(モンタナ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州及びテネシー州の各1郡、計4郡)の追加である(米国郡数277から281に増加)。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/prions/cwd/occurrence.html