食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270280295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第88回会合のサマリーレポートを公表
資料日付 2019年11月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は11月14日、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第88回会合のサマリーレポート(15ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該会合は2019年10月22~31日にローマで開催され、食品中の特定の動物用医薬品の残留に関する評価が行われた。
 JECFA第88回会合の報告書は、世界保健機関(WHO)のテクニカルレポートシリーズ(No 1023)として公表される予定である。
1.付属書1:議題で取り上げられた物質に関する助言
 ジフルベンズロン(殺虫剤)、エチオン(殺ダニ剤)など。
2.付属書2:「考慮された事柄」より抜粋
・コーデックス委員会の第24回食品残留動物用医薬品部会での協議事項など。
・複数の化学物質への複合ばく露
 EuroMixプロジェクト(2015~2029年)は、複数の化学物質への複合ばく露に関するリスク評価への取組み及び手法の策定を意図するものである。2019年4月、同プロジェクトにFAO/WHOの専門家が加わり、複数の化学物質への複合ばく露リスク評価に関する国際的に実用的な手法の策定を意図した話し合いが補完された。
 FAO/WHOの専門家を交えた話し合いでは、DNA反応性(変異原性)ではない物質に関する勧告を制限することが合意され、そのような物質はWHOの「食品中の化学物質の遺伝毒性に関する評価ガイダンス」に関する作業部会が取り組むべきとの提案がなされた。その後、食品中の複数の化学物質への複合ばく露に関するリスク評価の手法を策定した。更に、その手法を、JECFA及び国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同残留農薬専門家会議(JMPR)の次の会合で試験的に導入することや、実施2~3年後に、必要に応じて評価の実施及び当該取組み打ち切りの時期を含めた見直しを行うことを提案した。
 また、当該パイロット的手法はこの会合で評価対象となっている化学物質への慢性ばく露に基づくことで合意した。同時に、当該手法の有用性について判断する期間は2~3年では不十分であると結論付けた。更に、国際的なレベルで複合ばく露推定を行うことは、適切なデータの入手可能状況及び当該手法の適用(消費分布に関するデータが入手可能な国とそうでない国があるなど)の観点から、困難な課題となると考えられる。
 今回の会合では、議題に上がっている化合物で安全性及び残留に関する評価が完了したもの(ジフルベンズロン及びハルキノール)は、いずれも、複数の化学物質への複合ばく露に関して評価が確立したグループに属さなかった。また、どちらも、動物用医薬品の使用に由来する食事経由推定ばく露は、どの集団又はサブ集団においても、許容一日摂取量(ADI)の10%を超えていなかった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) -
URL http://www.fao.org/3/ca7030en/ca7030en.pdf