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資料管理ID syu05240480450
タイトル 論文紹介:「酒場で喫食された汚染レバーパテが原因と思われるリステリア症集団発生、オーストリア、2018年12月」
資料日付 2019年9月26日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  Eurosurveillance (2019
, 24(39):pii=1900274)に掲載された論文「酒場で喫食された汚染レバーパテが原因と思われるリステリア症集団発生、オーストリア、2018年12月(Listeriosis outbreak likely due to contaminated liver pate consumed in a tavern
, Austria
, December 2018)、著者A Cabal (Institute for Medical Microbiology and Hygiene
, Austrian Agency for Health and Food Safety
, Vienna/Graz
, オーストリア)ら」の概要は以下のとおり。
 2018年12月下旬、オーストリアのシュタイアーマルク州の酒場でパーティーを行った32人のグループにリステリア症の集団発生が起こった。そこではオーストリアの伝統的な食品(肉、肉製品及びチーズなど)が提供されていた。パーティーの後、11人が胃腸疾患症状を呈し、うち1名は重篤な敗血症を発症した。患者は地方の製造施設(X社)に由来するパテやいくつかの肉製品を盛り合わせた大皿料理を喫食していた。ヒト、食品及び環境検体が同酒場やX社から採取され、Listeria monocytogenesの検査が行われた。全ゲノムシークエンスに基づいたタイピングによって、15検体(ヒト由来12検体、食品由来2検体及びX社由来1環境検体)から検出されたL. monocytogenesが血清型4b、sequence type 4、CT7652であることがわかった。
 積極的症例探索(active case finding)によって、同酒場に訪れてはいないが、検査の結果集団感染株に陽性であった2件の追加症例が確認された。合計で13症例(女性7人、男性6人; 年齢の範囲は4~84歳)が確認された。X社製のレバーパテが当該集団感染の原因と推定された。管理措置が実施され、2018年12月末以降さらなる症例は見つかっていない。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance , 2019 , 24(39):pii=1900274
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.39.1900274