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資料管理ID syu05240470450
タイトル 論文紹介:「ブルガリアにおけるQ熱:2011年から2017年までのヒト症例及び集団感染事例に関する検査所見及び疫学的発見」
資料日付 2019年9月12日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  Eurosurveillance (2019
, 24(37):pii=1900119)に掲載された論文「ブルガリアにおけるQ熱:2011年から2017年までのヒト症例及び集団感染事例に関する検査所見及び疫学的発見(Q fever in Bulgaria: Laboratory and epidemiological findings on human cases and outbreaks
, 2011 to 2017)、著者P Genova-Kalou (National Centre of Infectious and Parasitic Diseases
, Sofia
, ブルガリア)ら」の概要は以下のとおり。
 Q熱は人獣共通感染症であり、特に危険な感染性病原体(particularly dangerous infectious agents)のカテゴリーBに含まれる。そのため注意深いサーベイランスとその分布に関する情報の定期的な更新が必要とされる。当該後ろ向き観察研究は、2011年から2017年の間にブルガリアにおいて発生したQ熱の概略を提供することを狙いとした。
 ブルガリアの義務的サーベイランスシステムより集約されたサーベイランスデータ、リケッチア及び細胞培養に関する国立リファレンス研究所(NRL RCC)が受け取った個人検体の検査データ、及び地域保健当局から感染症及び寄生虫症国立センター(NCIPD)に送られた集団感染報告が分析に利用された。症例は(通知又は検査実施)年、地域、年齢グループ及び最も共通して確認されたリスク行動について記述された。
 当該調査期間において、合計139件の確定症例が報告された(平均年間発生率:住民10万対0.27症例)。報告された症例において季節性や流行は観察されなかった。症例は大半が孤発的で、2017年に2件の小規模な集団感染が発生していた。ばく露データは不完全であったが、症例の間で確認されたリスク行動は職業ばく露と乳及び乳製品の摂取であった。男女比(男性/女性)は1.4であった。2017年に合計18症例が生じた2件の地方での集団感染の特定と解決には、積極的症例探索や公衆衛生及び獣医療当局間の共同作業といった優れた実践行動が関係していた。
地域 欧州
国・地方 ブルガリア
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance , 2019 , 24(37):pii=1900119
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.37.1900119