食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05190360301 |
タイトル | 論文紹介:「イベントセンターにおいて連続して発生したノロウイルス集団感染-米国ネブラスカ州、2017年10月~11月」 |
資料日付 | 2019年7月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | MMWR(2019 , 68(28):627-630)に掲載された論文「イベントセンターにおいて連続して発生したノロウイルス集団感染-米国ネブラスカ州、2017年10月~11月 (Successive Norovirus Outbreaks at an Event Center-Nebraska , October-November , 2017)、著者RJ Free (Epidemic Intelligence Service , CDC , 米国)ら」の概要は以下のとおり。 2017年10月、ネブラスカ州衛生福祉局(NDHHS)は地方の衛生当局から、イベントセンターである施設Aにおいて結婚披露宴参加者の胃腸炎疾患の集団発生の通知を受けた。その後間もなく、州及び地方の公衆衛生当局は、施設Aでのその後のイベントの参加者において同様の胃腸炎疾患の報告を受け始めた。症例の特定、原因の立証、可能性のある伝播経路の調査、及び規制勧告を行うために調査が開始された。 全体として、2017年10月27日から11月18日までの間に、施設Aでの9つのイベントの参加者及び同施設従業員の間で、ノロウイルスの感染と一致する159件の症例(3件が確定症例、156件が推定症例)が確認された。調査によって、10月27日に当該施設において公共の場での嘔吐が発生しており、また、少なくとも一人の従業員が疾患の症状が解消された後24時間を経ずに仕事へ復帰し、食品の調理及び提供に関わっていたことが明らかになった。このことは汚染された環境と感染した食品取扱者の組み合わせが当該集団感染を持続させた可能性を示唆している。 衛生措置に関して、また、罹患した従業員を従事させない旨の勧告が施設Aの経営者に伝えられた。しかしながら、施設Aは最小限の環境清掃を行い、罹患した従業員を従事させていた。結果として、伝染は継続した。 同様の状況において持続するノロウイルスの集団感染を防ぐためには、公衆衛生当局は、関連施設に、広範な衛生措置や罹患した食品取扱者を症状解消後少なくとも48時間は厳密に従事させないでおくなど、包括的な防止対策を可能な限り早く実施させるべきである。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR) (68(28):627-630 , 2019) |
URL | https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6828a2.htm?s_cid=mm6828a2_w |