食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05170310104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、バターボールブランドの七面鳥挽肉に関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新
資料日付 2019年5月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は5月7日、バターボールブランドの七面鳥挽肉に関連した複数州におけるサルモネラ集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、バターボール社(Butterball
, LLC)製の七面鳥挽肉に関連した複数州におけるSalmonella Schwarzengrund株による集団感染症について調査を行った。
2. 2019年5月7日現在、S. Schwarzengrund集団感染株の感染者7人が3州(ウィスコンシン州、ノースカロライナ州及びミネソタ州)から報告された。
3. 発症日は2018年12月19日から2019年3月16日まで、患者の年齢は1歳未満~71歳、年齢中央値は46歳であった。86%が女性であった。1人(14%)が入院した。死亡者の報告はなかった。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者由来の5分離株及び七面鳥由来の4分離株において、アンピシリン(n=2)、ゲンタマイシン(n=2)、ストレプトマイシン(n=2)、スルフィソキサゾール(n=9)及びテトラサイクリン(n=9)に対する薬剤耐性が予想された。追加の1臨床分離株は薬剤耐性を示さなかった。集団感染株の2分離株について、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)の検査機関による標準薬剤感受性試験法を用いた試験を実施し、これらの結果を確認した。この耐性は多くの患者の治療に使用される抗菌性物質の選択には影響しない可能性が高い。
5. 疫学及び検査の証拠は、ノースカロライナ州Mount Oliveにあるバターボール社の七面鳥挽肉が本集団感染の感染源である可能性が高いことを示した。
6. 3月13日、バターボール社は、S. Schwarzengrundで汚染されている可能性のある約78
,164ポンド(35.5トン)の七面鳥挽肉製品をリコールした。
7. 5月7日時点で、本集団感染は終息したとみられる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/salmonella/schwarzengrund-03-19/index.html