食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05150370450 |
タイトル | 論文紹介:「OECD、EU/EEA及びG20各国における、2000年から2030年までの重要度の高い8つの抗菌性物質-細菌の組み合わせの耐性率:モデル化研究」 |
資料日付 | 2019年5月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (2019;24(20):pii=1800445)に掲載された論文「OECD、EU/EEA及びG20各国における、2000年から2030年までの重要度の高い8つの抗菌性物質-細菌の組み合わせの耐性率:モデル化研究 (Resistance proportions for eight priority antibiotic-bacterium combinations in OECD , EU/EEA and G20 countries 2000 to 2030: a modelling study)、著者TCO Hashiguchi (Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD) , Paris , フランス)ら」の概要は以下のとおり。 抗菌性物質に対する耐性は、人の生死や障害に関係し、また社会的及び医療的コストのため、差し迫った世界的な健康問題であると広く考えられている。本研究では、8つの重要度の高い抗菌性物質-細菌の組み合わせにおける、その治療が効かない感染の割合について、世界の52カ国の2000年から2030年まで、過去、現在そして予想される今後の推定を目的とした。 著者らは、ResistanceMap(訳注:疾病動態経済政策センター(CDDEP)による世界各国地域の抗菌性物質の使用や耐性データをまとめたWebサイト)及び世界銀行(World Bank)を含む様々な情報源のデータを照合し、特徴選択アルゴリズム及び多重代入法を使用して経時的なデータセットを作成した。予測は3つのモデル(指数平滑化法、線形回帰及びランダムフォレスト)の組み合わせから導き出された。後者2つについては、抗菌性物質使用予測、自己負担の医療出費、64歳以上及び15歳未満の人口並びに実質国内総生産による情報が使用された。 8つ全ての抗菌性物質-細菌の組み合わせの耐性率の平均は、2015年から2030年の間で、経済協力開発機構(OECD)加盟国においては17%~18%、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)においては18%~19%、G20諸国においては29%~31%の緩やかな上昇が予想される。2000年から2030年の間の耐性率の水準や変化の割合は、国及び抗菌性物質‐細菌の組み合わせによって広く違いが見られた。もし現在の傾向が続くならば、今後数年で耐性率はわずかに上昇すると予想される。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.20.1800445 |