食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05150330104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、Karawanブランドのタヒニに関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表 |
資料日付 | 2019年5月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は5月17日、Karawanブランドのタヒニ(練りごま)に関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。 1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、Karawanブランドのタヒニに関連した複数州におけるサルモネラ・コンコルド(Salmonella Concord)の集団感染に関して調査を行っている。 2. 5月14日現在、S. Concord 集団感染株に感染した4人が3州(ニューヨーク州、マサチューセッツ州及びテキサス州)から報告されている。発症日は2019年3月9日から3月23日まで、患者は8歳から32歳、年齢中央値は21歳である。患者4人中3人(75%)が女性である。1人の入院が報告されている。死亡の報告はない。 3. 今回の集団発生は、昨年から今年初めにかけて発生したBaronブランドのタヒニに関連した複数州におけるS. Concord集団感染とは関係がない。以前の集団感染の患者は、異なるS. Concord集団感染株に感染していた。 4. 臨床分離株4株の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの薬剤耐性も予見されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験法を用いた集団感染株の試験が行われている。 5. 疫学、遡及調査及び検査の証拠によると、Karawanブランドのタヒニが本集団感染の原因であると示唆されている。聞き取り調査を行った3人全員(100%)がタヒニあるいはタヒニを用いて作ったフムス(訳注:ひよこ豆ペーストの料理)を食べたと報告した。WGS結果から、ある飲食店から回収されたKarawanブランドのタヒニ検体中で確認されたサルモネラ属菌株が、患者由来のサルモネラ属菌株と遺伝的に近縁であることが示された。 6. 2019年5月15日、フロリダ州ジュピターのBrodt Zenatti Holdings社は、サルモネラ属菌汚染の可能性があるため、Karawanブランドのタヒニをリコールした。 7. 本調査は進行中である。CDCは更なる情報が入手され次第、最新情報を公表する。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.cdc.gov/salmonella/concord-05-19/index.html |