食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05140650325 |
タイトル | 米国衛生研究所(NIH)、高度に加工した食品が過食及び体重増加を引き起こすとする研究結果について公表 |
資料日付 | 2019年5月16日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 米国衛生研究所(NIH)は5月16日、高度に加工した食品が過食及び体重増加を引き起こすとする研究結果について公表した。概要は以下のとおり。 NIHの研究結果によると、超加工食品(ultra-processed foods)を喫食した人は、最低限の加工をした食事(minimally processed diet)を摂取したときと比較し、より多くのエネルギーを摂取し、体重がより増加した。ボランティアの被検者に提供された食事のエネルギー及び主要栄養素が同じ値であったとしても、違いは生じた。 NIHの国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK)の研究者が実施した、20人の成人ボランティアによる当該小規模研究は、NOVA分類システムによって定義された「超加工食品」の影響を調査する初めての無作為化比較試験である。 当該研究のために、研究者らは男性10人と女性10人の健康な成人ボランティア20人を、1か月間連続してNIH臨床センターに入院させ、超加工食品で作られた食事あるいは最低限の加工をした食品の食事を無作為な順序で2週間ずつ提供した。ある日の朝食の例を挙げると、前者はベーグルとクリームチーズ、七面鳥のベーコンで構成され、一方、後者はバナナ、クルミとスキムミルクを加えたオートミールであった。両者の食事は、同量のエネルギー、糖類、食物繊維、脂質及び炭水化物を含み、量は被検者が欲しいだけいくらでも喫食することができた。 NIHの研究者であり、筆頭著者のKevin D. Hall氏は次のように述べている。「超加工食品のどの特定の側面が人々の摂食行動に影響を及ぼし、体重増加につながったのかを、我々は解明する必要がある。次のステップでは、構成を変更した超加工食による同様の研究を計画し、その変更によって、エネルギー摂取量や体重に対しての食事の影響がなくなるかどうかを確認する。」 Cell Metabolism (2019年5月16日電子版)に掲載された当該研究論文「超加工食品はエネルギー過剰摂取及び体重増加を引き起こす。入院下での自由な量の食品摂取による無作為化比較試験(Ultra-Processed Diets Cause Excess Calorie Intake and Weight Gain: An Inpatient Randomized Controlled Trial of Ad Libitum Food Intake)、著者Kevin D. Hallら」は、以下のURLから入手可能。 https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(19)30248-7 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国衛生研究所(NIH) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-study-finds-heavily-processed-foods-cause-overeating-weight-gain |