食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04980460475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、乳牛及び肉用牛への抗生物質の使用に関する評価結果を公表 |
資料日付 | 2018年7月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は7月20日、疫学監視報告書で乳牛及び肉用牛への抗生物質の使用に関する評価結果を公表した。 フランスでは2011年以降、動物用医薬品における抗生物質のリスクを低減するために、2つの国家計画を実施した。推奨事項の方向性を決め、実施した対策の効果を評価するために、抗生物質の使用の監視は必要である。 畜産農場の記録資料をもとに22の畜牛農場について抗生物質の使用量を2015年に調査した。牛1頭あたりの1年間の平均処置回数を、畜産牛種(乳牛又は肉用牛)、牛の月齢(子牛又は成牛)、投与経路、使用抗生物質の種類別に各々の農場について推定した。 乳牛の飼育には肉用牛と比較すると抗生物質を多く使用していた(乳牛の成牛の処置回数の中央値は2.93、肉用牛の成牛の処置回数の中央値は0.51)。この差異は、成牛の乳房内へより多量に投与していることが原因であった(乳牛の処置回数の中央値は2.6、肉用牛は0.02)。成牛における非経口投与で最も使用されている抗生物質はアミノグリコシド、ペニシリン、テトラサイクリンであった。全ての投与経路を合わせると、子牛にはほとんど投与されておらず、2種の畜産子牛において同程度であった(肉用牛の子牛の処置回数の中央値は0.17、乳牛の子牛は0.22)。 畜牛はフランスの主要な畜産業で、フランスは欧州連合(EU)で第一の畜牛生産国である。動物1頭あたりの抗生物質へのばく露量から考えると、畜牛業界は、消費量が少ない主要な業界のうちの1種であるが、畜牛数を考慮するとフランスで販売されている動物用抗生物質有効成分の重量の23%も占めている。したがって、畜牛生産における抗生物質の使用は無視できない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://be.anses.fr/sites/default/files/N-022_2018-06-26_Quanti-Antibio_Mlala_MaquetteVF.pdf |