食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04910080149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩(E470a)、及び脂肪酸のマグネシウム塩(E470b)の食品添加物としての再評価を公表 |
資料日付 | 2018年3月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月2日、脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩(E470a)、及び脂肪酸のマグネシウム塩(E470b)の食品添加物としての再評価(34ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5180、2018年1月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物として使用される際の脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩(E470a)、及び脂肪酸のマグネシウム塩(E470b)を再評価する科学的見解を提供している。 1991年、食品科学委員会(SCF)は、脂肪酸(ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸)及びそれらの塩のために特定されない許容一日摂取量(ADI)グループを設定した。脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩は、消化管において脂肪酸カルボキシレート及びそれらの付随するカチオンに解離すると考えられる。脂肪酸塩の亜慢性毒性、慢性毒性及び生殖発生毒性に係るデータは無かった。カプリル酸カルシウム、オレイン酸カリウム及びステアリン酸マグネシウムの変異原性の懸念は無かった。 オレイン酸ナトリウムの発がん性研究では無毒性量(NOAEL)は特定できなかったが、同物質が発がん性の可能性を持つとは見なされなかった。E470a及びE470bにおける主要な脂肪酸であるパルミチン酸及びステアリン酸は、食品添加物E570の再評価において安全上の懸念はないと既に見なされている。E470a及びE470bの脂肪酸部分は全栄養源から得る飽和脂肪酸全摂取量の最大5%である。 全体として、パネルは、報告されている使用及び使用レベルでは、許容一日摂取量(ADI)の数値は不要であり、食品添加物として脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩(E470a及びE470b)には安全上の懸念はないと結論付けている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2018.5180 |