食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04880170475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、疫学報告書No.82で食肉用の子牛の抗生物質へのばく露について報告したことを公表
資料日付 2018年1月29日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月29日、疫学報告書No.82で食肉用の子牛の抗生物質へのばく露について報告したことを公表した。
 フランスは欧州の中で食肉用の子牛生産大国である。しかしこの業界における抗生物質の使用に関する資料はこれまでほとんど存在しない。分野横断的な調査が、2013~2014年に子牛186ロット(93飼育農場)について、抗生物質への動物のばく露評価のために実施された。
 指標の1つである子牛1頭当たりの抗生物質の治療回数が獣医の処方(薬剤、処方量、用量)、及び治療した動物の推定体重を基に推定された。抗生物質へのばく露に関して、治療回数は5~6か月の肥育期間に子牛1頭当たり平均8.6回にまで及んだ。使用された抗生物質の中で、テトラサイクリン(子牛1頭当たり4.3回の治療)が主に使用された抗生物質であった。また、ポリペプチド(コリスチン)、マクロライド、スルホンアミド(子牛1頭当たり各々1.6、1.0.0.6回)も多く使用された。
 子牛が農場に来ると最初に例外なく処方され、この最初の治療は治療回数の総計の3分の1に相当した。調査によって、農場間で抗生物質の使用にあまり違いがないことが明らかになり、抗生物質による治療の削減は、個別の農場より業界全体で取り組むことが有用であると指摘した。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://be.mag.anses.fr/sites/default/files/O-004_2018-01-23_ATB-veaux_Jarrige_Maq-VF_0.pdf