食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04840040149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、特定の食肉調製品、食肉製品及び果実・野菜調製品へのリコぺン(E 160d)の使用拡大に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2017年12月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月1日、特定の食肉調製品、食肉製品及び果実・野菜調製品へのリコぺン(lycopene)(E 160d)の使用拡大に関する科学的意見書(2017年10月24日採択、2017年12月11日修正、24ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.5064)を公表した。概要は以下のとおり。 1. この科学的意見書は、特定の食肉調製品、食肉製品及び果実・野菜調製品へのリコぺン(E 160d)の使用拡大の安全性について論じるものである。リコぺン(E 160d)は、幾つかの食品分類への使用が欧州連合(EU)域内において認可されている食品添加物であり、許容一日摂取量(ADI)は0.5mg/kg体重/日と設定された。 2. 本意見書においてEFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、現行の用途及び使用濃度に起因するばく露量と追加提案されている使用拡大に起因するばく露量の比較が、リコペンの安全性に対処するにあたり十分であると判断した。 3. ANSパネルは、現行の最大使用基準値(MPLs)並びに提案されている用途及び使用濃度を考慮すると、全ての人口集団におけるリコぺン(E 160d)への平均的な食事経由ばく露量は、乳児(訳注:12週齢超1歳未満)における0.01mg/kg体重/日から幼児(訳注:1歳以上3歳未満)における0.82mg/kg体重/日の範囲になると算出した。高ばく露群におけるリコぺン(E 160d)への食事経由ばく露量は、乳児における0.03mg/kg体重/日から幼児における1.39mg/kg体重/日の範囲であった。 4. ANSパネルは、食肉調製品、食肉製品及び果実・野菜調製品に60mg/kg以下で提案されている食品添加物としてのリコぺン(E 160d)の使用拡大により、現行のMPLにおける当該食品添加物の摂取量が著しく増加することはないと結論づけた。しかし、ANSパネルは、MPLシナリオ(訳注:当該食品添加物の使用が認可されている全ての食品分類において当該食品添加物がMPLの濃度で存在すると仮定するシナリオ)において全体的なばく露量が、現在設定されているADIを超えることに留意した。ANSパネルは、欧州の国々において食品添加物としてのリコぺン(E 160d)へのばく露量の過大推定値をもたらし得る今般の推定における不確実性を認識し、このため、今般の推定値における不確実性を低減することを目的として、推定ばく露量に最も寄与している食品分類に焦点を当て精度を高めたばく露量の推定を勧告すると結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.5064/pdf |