食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04690670149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、2016年次活動報告書を公表 |
資料日付 | 2017年3月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月30日、2016年次活動報告書(EFSAの運営理事会用に2017年3月22日採択、63ページ)を公表した旨を報道発表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは、科学的リスク評価の提供から新しい方法論の実施や手引書の作成に至るまで、食品安全の分野における幅広い課題に取り組んだ。また、2016年は、EFSAの業務に多くの変化や新しい局面をもたらした。 2. EFSA 2020年中期計画「安全な食品のための信頼される科学」 EFSAは、業務の中期的見直しを終え、「安全な食品のための信頼される科学」という綱領を導入した新しい指針文書として「EFSA 2020年中期計画」を公表した。この文書は、EFSAの業務の重要な優先事項を中期目標に変換し、今後数年間におけるチャンスと課題にEFSAがどのように向き合うかを示している。EFSAは、この最新の年次報告書において、「2020年中期計画」を既に適用している。 3. 2016年の重要事項 2016年は多忙な年であり、約500件の科学的成果物が公表された。EFSAの科学者及び専門家らは、薬剤耐性、食品中のマイクロプラスチックとナノプラスチック、食品着色料の再評価、新開発食品と伝統食品、農薬の累積リスク評価及びビタミン類の食事摂取基準といった分野における重要な作業を完了した。また、EFSAは、ランピースキン病(lumpy skin disease)、鳥インフルエンザ及びピアス病(Xylella fastidiosa)等の食品に関連する感染症の集団発生に関する助言も提供した。 4. 2016年の新しい試み 昨年には、特に方法論とコミュニケーションの領域において多くの新しい試みがあった。「Knowledge Junction (知識の合流点)」が、食品及び飼料の安全性のリスク評価で使用された科学的根拠についての情報交換に用いるオープン・リポジトリとして導入された。EFSAは、データウェアハウス(訳注:蓄積されたデータの中から、各項目間の関連性を解析するシステム)に大量の収集データを加え、そのデータウェアハウスは現在、一般公開されている。 コミュニケーションの領域でEFSAは、EFSAの旗艦誌となる科学出版物「EFSAジャーナル」を国際的な科学出版社Wileyのプラットフォームに移築することにより、新しい一章を開いた。これにより、EFSAの業務が共有される際の刊行物の質、作成効率及び明解さを向上させた。また、EFSAは、科学的なテーマに関するツイッターのテーマ別アカウント並びにEFSAの幹部職員の個人アカウントを通じて、ソーシャルメディアにおけるEFSAの到達範囲(訳注:ウェブサイトの閲覧者数を示す値)を拡大した。 EFSAの2016年次活動報告書は、以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/corporate_publications/files/ar2016.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/170330 |