食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04660260149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ベンチマークドーズ法の手引書に関する研究集会の開催について公表 |
資料日付 | 2017年3月1日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月1日、ベンチマークドーズ法(benchmark dose approach)の手引書に関する研究集会の開催について公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの科学委員会は先般、ベンチマークドーズ(BMD)法の活用に関する手引書を更新したが、協力機関にその更新部分を示し、現在開発中のBMD解析に用いる新しいウェブ上のツール(EFSA-Proastプラットフォーム)について知らせるため、2017年3月1日と2日に研究集会を開催する。また、この研究集会は、BMD法について欧州内外における共通した理解と欧州内外における調和のとれた方法によるBMD法の活用に向けた作業を促進するはずである。 2. 毒性試験は、ある物質の考えられる有害影響を特定し、特徴づけるために行われる。それらの試験から得たデータを、リスク評価に用いる出発点(starting point)として使用できる用量を特定するため、更に解析することができる。BMD法は、フードチェーンにおける化学物質に由来する潜在的なリスクをより明確に特徴づけ、定量化するため、実験動物による試験から得た用量-反応データの用途を拡大する。EFSAでは2009年から(訳注:BMD法を)使用しているが、その適用例から得た経験及び最近の方法論の開発により、EFSAの科学委員会が、EFSAの科学パネルの科学的評価におけるBMDの活用方法に関する手引書を更新することになった。 3. この研究集会に招かれた参加者には、フードチェーンにおける化学物質のリスク評価を扱うEFSAの職員及び科学パネルの専門家らが含まれている。欧州医薬品庁(EMA)、欧州化学品庁(ECHA)、欧州委員会(EC)の保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)及び2つの科学委員会(訳注:消費者安全に関する科学委員会(SCCS)と保健衛生、環境及び新興リスクに関する科学委員会(SCHEER))、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)並びにEU以外のリスク評価機関の代表者らも招待されている。EU加盟国の食品安全機関で用量-反応モデリングを担当しているリスク評価者も招かれている。 4. この研究集会に参加できないEFSAの協力者や利害関係者らが表明した関心に応えるため、EFSAは、集会の中継動画をストリーミング配信し、求めに応じて研究集会の後にビデオを提供する予定である。 5. 参加者らは、以下のテーマについて討論する予定である。 ・健康影響に基づく指標値の設定におけるNOAEL(無毒性量)法とBMD法の比較 ・ベンチマーク反応(BMR)の特徴:統計学vs.生物学 ・使用する複数のモデルとそれらのパラメータ ・モデルの平均化vs. 単一モデルの解析 ・BMD を算出するフローチャートとBMD信頼区間の設定 この研究集会のプログラムは、以下のURLから入手可能。 https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/170301-0-programme.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/events/event/170301-0 |