食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04580830149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Znフィンガーヌクレアーゼ3及び同様の機能を有する他の部位特異的ヌクレアーゼを使用して作出された植物の安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2012年10月25日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2012年10月25日、Znフィンガーヌクレアーゼ3及び同様の機能を有する他の部位特異的ヌクレアーゼを使用して作出された植物の安全性評価の科学的意見書を公表した(31ページ、2012年10月18日採択)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会(EC)は、EFSAのGMOパネルにレシピエントの種のゲノムの予定された挿入部位に遺伝子の挿入を可能にするZnフィンガーヌクレアーゼ3の技術(ZFN-3)を使用して作出された植物のリスク評価に関連した科学的意見を述べるよう要請した。この意見書では、ZFNと同様の機能を有する他のヌクレアーゼが考察されているので、当該技術を描写するのに特にZFN-3というよりもむしろ部位特異的ヌクレアーゼ3(SDN-3)という用語を使用する。EFSAのGMOパネルは、SDN-3技術を使用して作出された植物由来の食品及び飼料製品の評価並びに環境リスク評価の実施にEFSAの指針文書が適用され得ると考える。しかしながら、ケースバイケースで、SDN-3技術を使用して作出された植物のリスク評価には、少量のイベント特異的データが必要な可能性がある(may)。EFSAのGMOパネルは、SDN-3技術で作出された植物に関連したハザードを従来の育種技術及び現在使用されている遺伝子組換え技術で得たものと比較した。導入された遺伝子に関して、SDN-3技術は遺伝子組換え(transgenesis)あるいは現在使用されている他の遺伝子の組換え技術(genetic modification technique)との差異は無く、トランス遺伝子(transgene)、イントラ遺伝子(intragene)あるいはシス遺伝子(cisgene)を導入するのに使用できる。SDN-3技術と遺伝子組換えの主な差異は、DNA挿入がゲノムの予定された領域を標的にしていることである。従って、SDN-3技術はレシピエントゲノムの遺伝子及び/あるいは調節配列の破壊に伴うハザードを最小のものとできる。SDN-3技術は、レシピエント植物のゲノムに非特異的(off-target)変化を誘発し得る(can)ものの、これらは大部分の突然変異誘発技術で生じるものよりも少ない。更に、このような変化は従来の育種技術によりもたらされる変化と同様のものであろう。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2943