食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04570280104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、小麦粉に関連した複数州における志賀毒素産生性大腸菌集団感染症の最終情報を発表
資料日付 2016年9月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月29日、小麦粉に関連した複数州における志賀毒素産生性大腸菌集団感染症の最終情報を発表した。概要は以下のとおり。
1.CDC、多数州及び米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州における志賀毒素産生性大腸菌(STEC)感染症の集団発生に関して調査した。
(1) 24州から63人のSTEC O121又はSTEC O26集団感染株の感染症例が報告されている。
(2) 発症日は2015年12月21日から2016年9月5日であった。患者の年齢は1歳から95歳、年齢中央値は18歳で、患者の76%が女性であった。
(3) 17人の患者が入院した。1人が腎不全の1つである溶血性尿毒症症候群を発症したが、死亡者は出ていない。
2. 疫学、検査所及び追跡調査の証拠は、ミズーリ州カンザスシティのGeneral Mills社の施設で製造された小麦粉が集団感染の原因の可能性が高いことを示している。
(1) 聞き取り調査では、患者は発症前1週間の間に摂取した食品及びその他のばく露に関する質問に答えた。37人中28人(76%)が自身又は家族の誰かが発症前1週間の間に小麦粉を使用したと報告した。38人中19人(50%)が生の自家製生地又は衣を摂取あるいは味見したと報告した。37人中21人(57%)がGold Medalブランドの小麦粉を使用したと報告した。3人の患者及び小児全員が、生の生地又は衣を摂取あるいはそれで遊んだと報告した。
3.この調査の結果、いくつかのリコールが公表されている。
4.この集団発生は、リコールされた小麦粉であるか他の小麦粉であるかに拘らず、生の生地又は衣を味見あるいは摂取することは安全ではないことの注意である。生の生地又は衣作りに使用した小麦粉や他の材料はSTECや他の病原菌に汚染されている可能性がある。
(1) 生の生地や衣で作られた製品は焼いてから摂取すること。
(2) 生の生地や衣を味見しないこと。
(3) 子供に生の小麦粉でできた工作用粘土(playdough)を与えないこと。
(4) レストラン及び小売店は、生の生地を顧客に提供したり、子供や他の客に生の生地で遊ばせないこと。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/ecoli/2016/o121-06-16/index.html