食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04550500149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州における食事経由のピロリジジンアルカロイド類(PAs)ばく露に関する評価書を公表 |
資料日付 | 2016年8月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月26日、欧州における食事経由のピロリジジンアルカロイド類(PAs)ばく露に関する評価書を公表した(2016年7月13日採択、50ページ)。概要は以下のとおり。 欧州の集団における植物由来の食品を介した、食事経由PAs慢性及び急性ばく露推定が行われた。 1.その結果、食事経由慢性ばく露の平均に関しては、幼児(訳注:toddler、12か月以上36か月未満)における推定値が最も大きく、34.5~48.4ng/kg体重/日(lower bound estimate:LB~upper bound estimate:UB)であった。また、ばく露が大きい集団では、154~214ng/kg体重/日(同じく幼児におけるLB~UB)であった。 2.どちらかと言えば安全側に立ったシナリオに基づき、子どもにおける急性ばく露平均の最高推定値及び95パーセンタイル値ばく露が算出された。ばく露平均は最大で311ng/kg体重/日、95パーセンタイル値ばく露は最大で821ng/kg体重/日であった。 PAs全ばく露量の主要寄与源としては、平均して茶及びハーブの煎じ液が群を抜いていた。 3.成人集団中の消費者に限定した場合では、はちみつの摂取を介した慢性ばく露平均は0.1~7.4ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)、多量に摂取する消費者では、0.4~18ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)であった。若年層集団(young population)では、平均的な量のはちみつを摂取する集団の推定ばく露は0.3~27ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)、多量摂取集団では0.7~31ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)であった。 4.花粉ベースのサプリメント摂取を介したフードサプリメントによる暫定(ad hoc)ばく露シナリオによれば、PAsによる慢性ばく露は0.7~12ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)、急性ばく露は2.8~44ng/kg体重/日(最小LB値~最大UB値)であった。いずれの場合も、消費者に限定した。 5.同様に、採用した植物の抽出物(2g)の煎じ液(例:ボリジ(訳注:ムラサキ科の一年草、和名ルリジサ)の煎じ液)を150mL摂取した場合のPAsばく露は、最大で67 ,000ng/kg体重/日であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4572/pdf |