食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04550380450 |
タイトル | Eurosurveillance:「献血者におけるE型肝炎:2011年ドイツにおける無症候性感染の自然感染経路の調査」 |
資料日付 | 2016年9月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 21 , Issue 35 , 01 September 2016)に掲載された論文「献血者におけるE型肝炎:2011年ドイツにおける無症候性感染の自然感染経路の調査(Hepatitis E in blood donors: investigation of the natural course of asymptomatic infection , Germany , 2011)、著者T Vollmer(Universitatsklinik der Ruhr-Universitat Bochum , ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。 欧州のいろいろな国からの献血者に無症候性E型肝炎(HEV)感染が発見されているが、自然感染経路は殆ど特定されていない。ここでは、臨床的無症候性HEV遺伝型3に感染した献血者10人について、HEV RNA濃度、アラニン/アスパラギン酸アミノ酸転移酵素、グルタミン酸脱水酵素、及びビリルビン並びに抗HEV IgA、IgM、IgG抗体の血漿中濃度を測定して、HEVウイルス血症の進行、血清状態及び肝臓特異酵素を比較した。 ウイルス血症が10日未満から52日続く人でのRNA濃度は77.2~2.19×10の5乗IU/mLであった。献血者は最近のHEV感染の典型的な進行が見られたが、抗HEV IgA、IgM、IgGの最初の検出及び抗体クラスの血清陽性に違いがあった。HEV RNA検出及び最初の抗HEV抗体の発生の間の診断窓(diagnostic window)は、使用された血清分析法によって8日から48日に及んでいた。無症候性HEV感染の検査所パラメータの進行は症候性HEV感染の進行とかなり同程度であったが、10人の献血者のうちの4人のみが肝臓特異的なパラメータの上昇がみられた。 今回の結果は輸血関連のHEV感染リスクを説明し、スクリーニング施策の開発の基盤提供の一助となろう。診断窓によって感染している献血者を効率的に特定できるのはRNAスクリーニング法のみであることが示された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22571 |