食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04540520450 |
タイトル | Eurosurveillance:「トキソプラズマ症の有病率及び発生:1995~2012年にオーストリア、シュタイアーマルク州において母子検査の遡及的解析」 |
資料日付 | 2016年8月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 21 , Issue 33 , 18 August 2016)に掲載された論文「トキソプラズマ症の有病率及び発生:1995~2012年にオーストリア、シュタイアーマルク州において母子検査の遡及的解析(Prevalence and incidence of toxoplasmosis: a retrospective analysis of mother-child examinations , Styria , Austria , 1995 to 2012)、著者C Berghold(Labor Dr. Berghold , オーストリア)ら」の概要は以下のとおり。 オーストリアでは、先天性トキソプラズマ症の予防のための強制検査においてToxoplasma gondiiに対する抗体の血清学的検査を妊娠期のできるだけ早い段階に実施するように明記されている。血清反応陰性結果の場合は、8週間の間隔を置いて次の検査をすることが要求されている。我々は、オーストリア連邦州シュタイアーマルク州における血清データを分析し、血清抗体陽性率及びトキソプラズマ感染発生率を決定した。 調査は1995~2012年の158 ,571件の妊娠における103 ,316人の女性での353 ,599件の検査について行った。年齢調整血清抗体陽性率は1995年の43.3%から2012年の31.5%まで低下し、年低下率0.84%(95%信頼区間(CI):0.79-0.88)となった。妊娠期と妊娠期の間の感染発生率は年間4.2%低下していた。 妊娠期と妊娠期の間での毎年の平均感染発生率及び妊娠期と妊娠期の間での血清転換率はそれぞれ0.52%(95%CI: 0.45-0.61)と0.72%(95%CI:0.67-0.77)となった。これらの率の差異(p<0.001)は、生の肉を食べないこと、ネコに出くわした時や野菜を調理する時に衛生予防策をとることなどの初期段階の予防策の効果であると説明できるかもしれないが、妊婦が衛生対策を取ったことで感染を免れたのは7人中のたった2人(28%)であった。よって、初期段階の予防にも限界がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22557 |