食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04540390450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2014年にノルウェーで全国的に発生した軍隊及び一般市民でのミックスサラダに関連したエルシニア・エンテロコリチカ集団感染症」 |
資料日付 | 2016年8月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 21 , Issue 34 , 25 August 2016)に掲載された論文「2014年にノルウェーで全国的に発生した軍隊及び一般市民でのミックスサラダに関連したエルシニア・エンテロコリチカ集団感染症(National outbreak of Yersinia enterocolitica infections in military and civilian populations associated with consumption of mixed salad , Norway , 2014)、著者E MacDonald( Norwegian Institute of Public Health , ノルウェー)ら」の概要は以下のとおり。 2014年5月、ノルウェー北部の軍用基地から小集団のYersinia enterocolitica (YE)O9感染報告があった。同時にノルウェーの感染症サーベイランスシステムに一般市民のYE感染症の増加がみられた。我々は集団感染の範囲の確認及び管理措置実施のための感染源の特定の調査を行った。症例は、多座変数タンデムリピート解析(MLVA)プロファイル(5-6-9-8-9-9)の集団感染株であるYE O9感染が検査確認されたヒトと定義された。軍用基地における症例対照研究を実施し、ロジスティック回帰分析法を用いてオッズ比(OR)を算出した。患者が良く利用する商業飲食施設に共通する卸売業者及び製品を特定するために追跡調査が実施された。 5月28日までに、133人の患者が確認され、内訳は117人が4つの軍用基地に関連し、分散した地域の一般市民が16人となっていた。患者の摂取した食事について、多変数解析によってミックスサラダの疾病原因の可能性が示された(OR10.26; 95%信頼区間(CI) :0.85-123.57)。4か所の軍用基地及び16人中14人の一般市民が訪れた食堂では同一の卸業者からアイスバーグレタス又は赤チコリを入れていた。軍用キャンプでの感染源については、二次感染の可能性も排除できない。 集団感染源として最も可能性の高いのは、消費期限の長い輸入の赤チコリが入ったサラダである。当該集団感染は、生鮮農作物を長引く集団感染の媒介物から除外してはならないこと、また、生鮮サラダ製品の製造・加工において改善が必要であることを思い起こさせるものであった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22561 |