食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04540020475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、Alteo社のボーキサイト鉱石の加工工場の影響を受けた地中海の区域で捕獲された海産物の喫食による健康リスク評価に関する意見書を発表
資料日付 2016年8月5日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は8月5日、Alteo社のボーキサイト鉱石の加工工場の影響を受けた地中海の区域で捕獲された海産物の喫食による健康リスク評価に関する意見書を発表した。
 本意見書では工場廃液の影響を受けた区域と受けていない区域の海産物の喫食に関する健康リスク評価の結果を報告した。健康リスク評価は10種の微量金属元素、アルミニウム、カドミウム、コバルト、クロム、水銀、マグネシウム、ニッケル、鉛、チタン、バナジウムについて行った。この検査では2区域から捕獲された魚の喫食によるばく露量レベルの違いを調査した。
 ウニを喫食しない層において海産物の喫食のみを考慮すると、廃液の影響を受けた区域の魚の喫食は、廃液の影響を受けていない区域の海産物を考慮した推定暴露量と比較した場合、アルミニウム、カドミウム、バナジウムのばく露量が統計的により高かった。しかし総合的なばく露量(魚介類及びその他の日常食品から推定したばく露量)を考慮した場合、これらの2区域での差異は確認されなかった。これは、海産物の喫食がこれら3種の金属元素への総合ばく露量の3%以下の関与となっているからである。
 本意見書はヒ素については検討していない。総合的なヒ素へのばく露に最も関与する魚種の化学分析を現在実施中である。どちらかの区域から捕獲した魚の無機ヒ素への汚染に関する健康リスク評価報告書は9月に発表する予定である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/system/files/ERCA2016SA0042.pdf