食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04531440149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、表示を目的としたD-タガトースのエネルギー換算係数に関する科学的意見書案について意見公募 |
資料日付 | 2016年7月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月18日、表示を目的としたD-タガトース(D-tagatose)のエネルギー換算係数に関する科学的意見書案(14ページ)を公表し、2016年9月12日までの意見公募を開始した。概要は以下のとおり。 1. この意見書案では、利用可能なデータに基づき、代謝可能エネルギーとして算出した、表示を目的としたD-タガトースのエネルギー換算係数が提案されている。 2. EFSAは、利害関係者らから基準を満たして送られる全ての意見等を評価する予定である。これらの意見等は、EFSAの関連する科学パネルによって更に検討され、関連性が認められた場合には、考慮に入れられる。 3. 当該意見書案の抄録 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、栄養成分表示で明示する食品のエネルギー値の算出に用いるD-タガトースのエネルギー換算係数に関する科学的意見を出すよう依頼された。 栄養成分表示を目的とした栄養素のエネルギー換算係数は、代謝可能エネルギー(metabolisable energy: ME)の概念に基づき設定されている。これと同じ方法論が、この意見書においてD-タガトースのエネルギー換算係数を算出するために適用された。評価は、Nutrilab NV社が作成し、Bioresco Ltd社が提出した申請書類に基づいている。 現時点において、データは、D-タガトースの正確なME値を算出するには不十分である。平均吸収率80% (69~88%の範囲)及び尿中排泄率1%又は5%を示すヒトのデータに基づくと、D-タガトースの対応するエネルギー値は、それぞれ2.8kcal/g (11.8kJ/g)及び2.96kcal/g (12.4kJ/g)になる。 NDAパネルは、小腸において吸収されない残り20%のD-タガトースが結腸において発酵し、(例えば、短鎖脂肪酸の形態で)少なくともある程度のエネルギーを生み出す可能性があることを考慮に入れ、利用可能なデータに基づき、また、MEとして算出したD-タガトースのエネルギー換算係数の端数処理した推定値は、3kcal/g (12.5kJ/g)になると結論づける。NDAパネルは、ヒトの体内におけるD-タガトースの吸収、分布、代謝及び排泄に関する追加知見が、MEの概念に基づいたD-タガトースのより正確なエネルギー換算係数の算出に役立つと考える。 当該意見書案は、以下のURLから入手可能。 https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/consultation/160718.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/160718 |