食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04531080507
タイトル スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)、ケシの種子の喫食によるスペイン住民のモルヒネばく露の評価に関するAECOSAN科学委員会の報告書を公表
資料日付 2016年7月27日
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分類2 -
概要(記事)  スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)は7月27日、スペイン住民のケシの種子の喫食によるモルヒネばく露評価に関するAECOSAN科学委員会の報告書を公表した。概要は以下のとおり。
1. ケシ(Papaver somniferum)の種子は、一部の国々においてパン及び菓子の製造で伝統的に使用されている。スペインでは当該種子の喫食は少なく、主に栽培されているのはモルヒネ採取用の品種である。ケシの種子はアヘンアルカロイド類を含有しない又は極めて低濃度で含有するが、虫害又は収穫作業中に茎の微粉が種子に付着する等の外因性の種子汚染の結果としてアルカロイド類に汚染される可能性がある。
2. AECOSAN科学委員会は、スペインで栽培された品種のケシの種子の喫食を介したスペイン住民のモルヒネばく露を評価した。現在利用可能なデータに従って、スペイン住民のパン及び菓子パン/菓子の喫食を介したモルヒネ摂取量は、欧州食品安全機関(EFSA)が設定した急性参照用量(ARfD)を下回ると推定した。(本文より、パン及び菓子の喫食によるモルヒネ摂取量が最も高い人口集団:12~35か月齢の幼児で3.58μg/kg体重/日、EFSAのARfD:10μg/kg体重/日)
3.スペイン住民のケシの種子の喫食に関する正確な情報が不足しているため、本推定は不確実性が高い。ケシの種子中のモルヒネ含有量、及びこれらの種子の喫食は、種子の生産及び加工における適正製造規範(GMP)の向上やスペインにおける加工又は料理での使用の増加(例えば、ヨーグルトとともに食べるという新食習慣)により将来変化する可能性がある。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
情報源(報道) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
URL http://www.aecosan.msssi.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/seguridad_alimentaria/evaluacion_riesgos/informes_comite/SEMILLAS_ADORMIDERA.pdf