食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04520610305 |
タイトル | 欧州連合(EU)、新開発食品として紫外線処理パンの販売を認可 |
資料日付 | 2016年3月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州連合(EU)は3月18日、新開発食品として紫外線(ultraviolet: UV)処理パンの販売を認可する委員会施行決定(EU) 2016/398を官報で公表した。概要は以下のとおり。 1. 紫外線処理設備を製造するViasolde AB社は2014年2月12日、規則(EC) No 258/97の第1条第2項のf号の意味の範囲に入る新開発食品としてUV処理パンを販売するため、フィンランドの担当機関に申請を行った。UV処理の目的は、パンのビタミンD含有量を増やすことであり、このパンの栄養価が伝統的な焼成パンと大幅に異なることを意味する。 2. フィンランドの食品評価担当機関は2014年3月14日、初期評価報告書を出した。この報告書において、UV処理パンは、規則(EC) No 258/97の第3条第1項で定める新開発食品の基準を満たしていると結論づけられた。 3. 欧州委員会(EC)は2014年3月19日、この初期評価報告書を他のEU加盟国に回付した。 4. 規則(EC) No 258/97の第6条第4項の第一段落で定める60日の期間内に、理由を付した反対意見が出された。 5. ECは2014年11月13日、規則(EC) No 258/97に基づき、新開発食品としてのUV処理パンについて追加評価を行うようEFSAに依頼し、EFSAの意見を求めた。 6. EFSAは2015年6月11日、EFSAの「新開発食品としてのUV処理パンの安全性に関する科学的意見書」において、UV処理によりビタミンD2を豊富にしたパンは、提案されている使用条件下において安全であると結論づけた。 以上の経緯及び観点から、委員会施行決定(EU) 2016/398に基づき、同決定の附属書で明示する成分規格のUV処理パン(最終製品のパンにおけるビタミンD2の最大濃度は3μg/100g)を新開発食品として販売することが認可された。また、この決定により認可されたUV処理パンのラベル表示に「UV処理で生成したビタミンDを含有」と追加することになった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32016D0398&from=EN |