食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04470390376 |
タイトル | スコットランド食品基準局(FSS)、生鮮農作物の汚染に関する調査研究の結果を公表 |
資料日付 | 2016年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スコットランド食品基準局(FSS)は3月23日、生鮮農作物の汚染に関する調査研究の結果を公表した。概要は以下のとおり。 公表されたのは2件の調査研究で、生鮮農産物の生産における微生物汚染からの保護に関するものと、消費者リスクを最小限に抑えるための管理措置の効果に関するものである。 1.第一の調査研究 この調査研究は、2011年にグレート・ブリテン(GB)で腸管出血性大腸菌O157集団食中毒が発生したのを受けて委託された。この集団食中毒は、土付きの野菜の取り扱い及び摂取に関連していた。研究では、「最悪の汚染シナリオ」が作物が収穫の1週間前に起きたとシュミレーションした。その結果、販売前に行われる洗浄、下準備及び保存処理により汚染は低減されるものの、可能性は低いが、大規模な作物汚染が収穫時期近くに生じる場合では、一部の汚染は残ることが示された。 2.第二の調査研究 この調査研究は、2011年に欧州で大腸菌O104による集団食中毒が発生したのを受けて委託されたプロジェクトである。この集団食中毒は、汚染された種子から栽培したスプラウト・もやしの摂取が関連していた。FSSは、種子を家庭で発芽させる場合の汚染の低減に使用可能な4つの処理方法について調査した。熱湯処理(90度で2分間)が最も効果的であるが、種子汚染が深刻な場合には、その効果は100%ではなかった。 第一の調査研究「加工、小売・卸売流通において根菜類の根圏を汚染するサロゲート(代替)ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)の機序」の概要は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.scot/fate-surrogate-verocytotoxic-e-coli-contaminating-rhizospheres-root-vegetables-during-processing-and 同詳細(105ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.scot/sites/default/files/VTEC%20survivability%20on%20soiled%20veg%20project%20-%20Hutchison%20scientific%20-%20final%20report.pdf 第二の調査研究「発芽した種子(sprouted seeds)での病原体の増殖防止処理法の使用」の概要は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.scot/use-treatments-prevent-growth-pathogens-sprouted-seeds 同詳細(74ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.scot/sites/default/files/Sprouted%20seeds%20-%20Campden%20-%20FS101060%20-%20Final%20Report%20-%20October%202014.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | スコットランド食品基準局(FSS) |
情報源(報道) | スコットランド食品基準局(FSS) |
URL | http://www.foodstandards.gov.scot/news/fss-research-contamination-fresh-produce |