食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04450300494 |
タイトル | 台湾衛生福利部疾病管制署、今年初となるボツリヌス中毒症例について公表 |
資料日付 | 2016年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾衛生福利部疾病管制署は3月23日、今年初となるボツリヌス中毒症例について公表した。患者は屏東県の66歳女性で、2月25日に言語不明瞭、全身筋肉の麻痺症状を訴え医療機関を受診した。入院中も嚥下困難、眼筋麻痺、四肢の脱力感、呼吸困難等の症状を呈し、3月9日にボツリヌス中毒であると確定診断された。現在、呼吸保護センターで治療中である。 衛生当局の調査によると、患者は発症前にウナギの缶詰、海苔の佃煮、魚のでんぶを喫食していた。ウナギの缶詰の残りを食品薬物管理署に送付して検査したところ、結果は陰性だった。現在のところ、同居の家族4人に症状はでていない。疾病管理署の資料によると、2011年から2015年までに台湾で発生したボツリヌス中毒の確定症例数は各年6人、0人、1人、0人、2人で、いずれも散発症例である。 疾病管制署は、今回の事例について、缶詰食品の喫食により引き起こされたことを実証できないが、完全滅菌処理をしていない食品は製造又は包装の過程でボツリヌス菌の胞子に汚染される可能性があり、更に密閉や真空といった嫌気状態で保存するとボツリヌス中毒を引き起こすと説明した。また、ボツリヌス毒素は耐熱性がなく、10分間加熱沸騰すれば失活することから、自家製の漬物や真空包装食品は喫食前に十分に加熱しなければならないとした。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾衛生福利部疾病管制署 |
情報源(報道) | 台湾衛生福利部 |
URL | http://www.mohw.gov.tw/news/571754173 |