食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04440360344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、チーズへのリステリアの接種試験(challenge test)及び耐久性試験(durability test)に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2016年3月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は3月11日、チーズへのリステリアの接種試験(challenge test)及び耐久性試験(durability test)に関する報告書を発表した(25ページ)。 食品のための微生物学的基準に関するEC規則No.2073/2005は、とりわけリステリアが増殖する可能性のある食品に関する微生物学的基準について制定されている。この基準を満たすためにはいくつか試験を実施する必要がある。そのため欧州リステリアリファレンス研究所は、そのまま喫食する食品へのリステリアの接種試験及び耐久性試験の技術指針を作成した。この試験は、そのまま喫食する市場流通食品の保存期間中のリステリアの増殖の可能性及び最大増殖速度の推定を目的としている。 科学委員会はチーズに存在するリステリアの接種試験及び耐久性試験実施に関してこの技術指針について詳細な説明を依頼された。接種試験に関しては細菌への感染、pH及びaw(水分活性)の測定、微生物学的分析、保存温度及び期間に関する推奨事項、他のチーズへの結果の外挿について検討した。耐久性試験に関しては、pH及びawの測定、保存温度及び期間に関する推奨事項、他のチーズへの結果の外挿、接種試験の代わりに耐久性試験を利用することについて検討した。 リステリアは様々な経路でチーズを汚染する可能性がある。リステリアの増殖の可能性は接種試験及び/又は耐久性試験によって調査することが可能であろう。リステリアの最初の汚染は、チーズ生産に使用する生(未処理)乳、生産環境(施設、器具、インフラストラクチャーなど)、製造、発酵、熟成、チーズの切断及び包装に関わる従事者が原因となる可能性がある。 チーズ中のリステリアの存在によるリスク評価のために、接種試験と耐久性試験は有効であるが、これがリスクを抑制する唯一の方法ではなく、それだけではリスクをゼロにすることはできない。従って、汚染の予防及び衛生を考慮した取り組みをする、コールドチェーンをできるだけ遵守する、リステリアによる交差汚染を避けることが重要である。適正製造規範(GMP)及び適正衛生規範(GHP)に従って、チーズのリステリア汚染を無くすことに尽力するべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/2016/_documents/Avis02-2016Listeriamonocytogenes_website.pdf |