食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04420390450 |
タイトル | Eurosurveillance:「1988~2013年のスイスのサーベイランスデータにおけるカンピロバクター及びサルモネラ属菌の逆傾向」 |
資料日付 | 2016年2月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 21 , Issue 6 , 11 February 2016)に掲載された論文「1988~2013年のスイスのサーベイランスデータにおけるカンピロバクター及びサルモネラ属菌の逆傾向(Inverse trends of Campylobacter and Salmonella in Swiss surveillance data , 1988?2013)、著者C Schmutz(Swiss Tropical and Public Health Institute , スイス)ら」の概要は以下のとおり。 スイスにおいて、カンピロバクター属菌及びサルモネラ属菌の臨床分離株は届出義務がある。1995年にカンピロバクターは最も多く報告された食中毒病原体としてサルモネラ属菌に取って代わった。ここでは、スイスの公衆衛生上重要なこれら2つの胃腸炎病原菌の届出データ(1988~2013年)を分析した。届出率は平均住民人口のデータを用いて算出した。 1988~2013年の間にカンピロバクター症患者は3 ,127人から7 ,499人と2倍になったが、一方サルモネラ症患者は4 ,291人から1 ,267人と減少した。双方の病原体の患者届出数は夏期の数か月がピークであった。カンピロバクター感染者は明白な冬期のピークがあり、特に2011/12年、2012/13年、2013/14年の冬期は顕著であった。カンピロバクター症患者の届出は、20~24歳を除いて女性よりも男性の方が多かった。報告症例では患者の平均年齢がカンピロバクター症では上昇していたが、サルモネラ症ではなかった。 2つの病原菌の患者届出において観察された逆傾向はカンピロバクター症患者の増加において示された。患者の健康追及行動又は医師の検査行動がカンピロバクター及びサルモネラ患者届出にそれぞれに影響したとは考えられない。食材への法定微生物基準の導入がヒトのサルモネラ症の効果的手段であったと推定される。このような基準がカンピロバクターにおいても設定されるべきで、家きん類のカンピロバクター保菌率が低い生産者への報奨を創出すべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21375 |