食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04420350105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、生乳チーズに係る安全基準の見直しについて発表 |
資料日付 | 2016年2月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は2月8日、生乳チーズに係る安全基準の見直しについて発表した。非毒素産生性大腸菌の検査を当面中止する。概要は以下のとおり。 このところチーズ製造業者間で、FDAは安全基準を適用して生乳チーズの生産に公衆衛生上無用の制限を課そうとしている、との懸念の声が上がっている。食品安全に関するFDAの役割は、業界・消費者・専門家等と協力しながら、科学に立脚した予防指向の規格・安全基準を施行することにある。しかしながら、生乳チーズにおける非毒素産生性大腸菌の検査については、これを疑問視する声もある。FDAのみならず米国及び諸外国の衛生当局が長年この検査を行ってきた理由は、この細菌が検出されれば糞便汚染の事実が判明し、一定レベル以上検出されれば加工場の不衛生状態が明らかになるためである。これまでのサーベイランスサンプリングの結果、国産及び輸入生乳チーズの大半は規定の基準を満たしている。 2011年食品安全強化法(FSMA)の定めに従いFDAは、全体的な食品生産管理体系に即してこの基準を見直す。同法に従い2015年9月に制定された食品予防管理規則は、生産者が自ら製品・業務に潜む危害を明らかにし、極力減らすよう求めている。この点も踏まえてFDAは、国産・輸入チーズ生産者の不衛生状態や食品安全危害を発見・予防する上で、非毒素産生性大腸菌の果たすべき役割を見直したい。また要すれば、安全基準について概説した2010年コンプライアンス方針ガイドについても検討を加え更新したい。 殺菌乳チーズ・生乳チーズの検査における単一細菌基準の使用、指標細菌としての非毒素産生性大腸菌の使用といった問題について、変更が加えられた場合は関係者・専門家等に通知する。 チーズ生産施設の検査及び国産・輸入チーズの病原菌検査は今後も続行されるが、チーズの非毒素産生性大腸菌検査は当面中止する。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm482438.htm |