食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04410100305
タイトル 欧州連合(EU)、植物保護資材としてニガヨモギを不認可
資料日付 2015年11月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は11月17日、植物保護資材(basic substance)としてニガヨモギ(Artemisia absinthium L.)を不認可とする委員会施行規則(EU) 2015/2046を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)は2013年4月26日、規則(EC) No 1107/2009第23条第3項に基づき、植物保護資材としてのニガヨモギの認可を目的とした申請書をInstitut Technique de l‘Agriculture Biologique (ITAB)社から受理した。
2. ECは、欧州食品安全機関(EFSA)に科学的支援を求めた。EFSAは2014年9月30日、当該物質に関する技術的報告書をECに提出した。
3. その技術的報告書においてツヨン(thujone)、アブシンチン(absinthin)及びフェルラ酸(ferulic acid)へのばく露に関して明確な懸念が特定され、その結果、農薬等の施用者、農場作業者、通行人、消費者及び非標的生物へのリスクの評価を確定できなかった。
4. ECは、EFSAの技術的報告書及び検証報告書案に関する意見を出すよう申請者に勧告した。申請者が意見を提出し、その意見は慎重に検討された。
5. しかし、申請者の主張にも拘らず、当該物質に関する懸念を排除することはできない。
 以上の経緯及び観点から、委員会施行規則(EU) 2015/2046に基づき、植物保護資材としてニガヨモギを認可しないことになった。委員会施行規則(EU) 2015/2046は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32015R2046&from=EN