食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04371150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用するエトキシキン(6-エトキシ-1 ,2-ジヒドロ-2 ,2 ,4-トリメチルキノリン)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2015年11月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月18日、全動物種に使用するエトキシキン(6-エトキシ-1 ,2-ジヒドロ-2 ,2 ,4-トリメチルキノリン)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2015年10月21日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 この添加物エトキシキンは、91%以上のエトキシキン、8%以下のエトキシキンポリマー類及び3%以下のp-フェネチジンを含む。最大含有量50mg/kg完全配合飼料で、抗酸化剤として全動物種に使用することを意図している。エトキシキンは、経口投与後、速やかに吸収される。エトキシキンの飼料または動物中での酸化は、主に4種類の化合物(2-4-ジメチル-6-エトキシキノリン、エトキシキン-N-オキシド、エトキシキンキノンイミン及びエトキシキンン2量体)の生成に繋がる(これらは、フィッシュミール及びサケからのみ検出される。) エトキシキン自体は遺伝毒性又は発がん性はなく、発達毒性も生じない。最小無毒性量(NOAEL)(ラット及びイヌでの試験に基づく)は2mg/kg体重/日である。2量体の遺伝毒性プロファイルはエトキシキンのそれを表している。エトキシキンイミンは、構造上、変異原性、発がん性及びDNA結合に注意する必要がある。エトキシキンキノンイミンの遺伝毒性の欠如については結論付けられない。 p-フェネチジンについては、変異原性を有する可能性が認知されている。 エトキシキンは、鶏及び繁殖動物に対しては50mg/kg完全配合飼料、イヌに対しては11mg/kg完全配合飼料の濃度で安全である可能性が考えられる。他の家きん、豚、反すう動物、魚及びネコに対して考えられる安全な濃度については結論付けられない。 全体的に、この添加物中のp-フェネチジンを考慮すれば、対象動物種に対する安全な濃度に関する結論は引き出せない。 消費者の安全性に関する評価は、ばく露データ、安全なばく露量というものの欠如及びエトキシキン中のp-フェネチジンを理由に行うことができない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4272.pdf |