食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04311330485 |
タイトル | 英国公衆衛生庁(PHE)、栄養に関する科学的諮問委員会(SACN)による報告書を公表 |
資料日付 | 2015年7月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国公衆衛生庁(PHE)は7月17日、栄養に関する科学的諮問委員会(SACN)(訳注:栄養士などの専門家による独立した機関)による報告書「炭水化物と健康」を公表した。概要は以下のとおり。 科学的根拠を検討する中で、SACNにより以下が明らかになった。 ・糖分の多量摂取は、虫歯リスクの高まりと関連性がある。 ・食事における糖分の割合が高いほど、高エネルギー摂取のリスクが高まる。 ・糖分を多量に含む飲料を多く摂取すると、2型糖尿病リスクが高まる。 これらの結果に関連し、SACNは以下を提言する。 ・遊離糖類(free sugars)は、食事からのエネルギー摂取量の5%未満にすべきである。 ・非乳由来の外因性糖類(NMES)及び添加糖類(added sugars)という用語に代わり、遊離糖類という用語を採用すべきである。遊離糖類とは、食品に添加される糖類又ははちみつ、シロップ類及び甘味料を含まないフルーツジュースに天然に存在する糖分であるが、乳及び乳製品中のラクトースは除外される。 この報告書「炭水化物と健康」(384ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/445503/SACN_Carbohydrates_and_Health.pdf SACNは、当該報告書の公表に伴い、遊離糖類を1日のエネルギー摂取量の5%未満とすべきと助言している。平均的な食事に基づく具体的な量は、4歳~6歳の子どもでは、19g又は角砂糖5個、7歳~10歳の子どもでは、24g又は角砂糖6個、11歳以上では、30g又は角砂糖7個である。 SACNによるプレスリリース「栄養学の専門家は、食事における糖分量の半減を推奨」(3ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/446188/SACN_Carbohydrates_Press_Release_July_2015.PDF また、PHEは、当該報告書による提言に基づき、以下のようにまとめた。 PHEは、糖分摂取量の半減を含む助言を行う。また、英国の国民の糖分摂取量が過剰であるとの栄養の専門家の意見を受け、保護者に対して、子供の食事における糖分入り飲料を低減するよう求めている。 SACNによる炭水化物と健康に関する最終報告書は、カロリー摂取量の一部としての糖分摂取を大幅に削減(10%から5%へ半減)するよう提言している。 同報告書は、砂糖入り飲料の摂取を最小化し、食物繊維の摂取を増大すべきとも提言している。 PHEの助言の詳細は以下のURLから入手可能。 https://www.gov.uk/government/news/phe-urges-parents-to-cut-sugary-drinks-from-childrens-diets |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国公衆衛生庁(PHE) |
情報源(報道) | 英国公衆衛生庁(PHE) |
URL | https://www.gov.uk/government/publications/sacn-carbohydrates-and-health-report |