食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04310880450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2013~2014年に欧州の数か国で発生した大規模及び長期にわたる冷凍ベリー類の摂取に関連したA型肝炎集団感染」 |
資料日付 | 2015年7月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Vol. 20 , No. 29 , 2015年7月23日 )に掲載された論文「2013~2014年に欧州の数か国で発生した大規模及び長期にわたる冷凍ベリー類の摂取に関連したA型肝炎集団感染(Large and prolonged food-borne multistate hepatitis A outbreak in Europe associated with consumption of frozen berries , 2013 to 2014)、著者E Severi(ECDC , スウェーデン)ら」の概要は以下のとおり。 イタリアは2013年5月、全国規模のA型肝炎集団感染の発生を公表した。またその頃同国を訪れた複数の旅行者にも感染者が発生していた。分子生物学的調査から一部の患者はA型肝炎ウイルス遺伝子亜型IAという特定株に感染していたことが明らかになった。更に、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の国々からも同じ集団感染の国内獲得型及び渡航関連型症例が報告されたため、国際集団感染調査チームが招集され、欧州の集団感染症例定義を発表、各国の疫学及び微生物学調査の統一を促した。 2013年1月~2014年8月に複数国のA型肝炎集団感染に関連する患者1 ,589人の報告があった。患者1 ,102人(70%)は平均6日入院していた。関連死亡例は2人あった。疫学及び微生物学調査から集団感染の媒介として冷凍ミックスベリー類の関与が示された。集団感染拡大防止のために、疑われる又は汚染された食品バッチの製品が回収され、一般に向けてはベリー類の加熱処理を推奨し、ばく露後の接触予防対策が実施された。 この集団感染から、食品媒介A型肝炎集団感染がEU/EEAに増えつつある感受性集団にどれだけ広範囲に影響を及ぼしたか、また食品貿易の発展によって、冷凍ベリーがいかに高いリスクのある食品であるかが明らかになった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21192 |